遂に4月になってしまいましたね
いくつかエイプリールフールのネタを考えてみていたのですが
『イランで暴動に巻き込まれました』とか
『連合国のミサイル見ましたとか』とか
こちらにいれば嘘っぱちなのが分かるようなネタなのですが
恐らく日本の方が見るとネタにはならず
笑えない反応をお受けしそうなので
このネタはお蔵入りとなりましたよ
皆様アッサラーム・アレイクム
『お蔵入り』のイメージが
Xファイル和風版の土蔵のお蔵で
門の鍵を持っているのは妖怪っぽい老婆で
何かがお蔵入りするときに
「イーヒッヒ」と笑うイメージがある
下僕でございます
元ネタが分かった人は下僕と握手!
さて
前回訪れた『ペルセポリス』
そこでボスはどうも『ゾロアスター教』が
気に入ってしまったようでして
んでその結果下僕とボスがいますのは
シラーズよりバスにて8時間ほど北上した
ゾロアスター教の聖地で
世界三大がっかり観光地としても名高い
とあるモニュメントがある
『ヤズド』と言う街に着ております
そういえば今まで聖地と呼ばれる場所として
チベットの『ラサ』
インドの『ヴァラナシ』と『ブッタ・ガヤ』と
これで4つ目の聖地に来た事になるわけですが
今のところ聖地とはいまいち思えない
普通の街で驚いていたりする訳なのですが
今回はその来るまでのバスでのお話
今回乗り込んだのは
イランの方が普通に使う長距離バスなのですが
このバスのサービスがまた凄く
サービスにお菓子とジュースは出るわ
椅子のクッションも普通に効いているわ
リクライニングがちゃんと倒れるわ
足を伸ばせるスペースもちゃんとあるわ
エアコンも暑すぎず寒すぎず快適だわ
シートがちゃんと綺麗で異臭を放っていないわと
インドのバスのトラウマを
払拭してくれるような素晴らしいバスでして
サービスのジュースをすすりながら
『あーこんなバスが世界共通になるべきだよなーと』
そんな事を思ったりしながら
うつらうつらしていたのですが……
バスが進むこと4時間……
ふと目が覚めると一面の荒野
抜けるような青空とその向こう側にある
頭に雪帽子を被った大きな山
そして
下腹部に鋭く突き刺さる強烈な尿意っ……!無論ここは半径50kmは何も無い様な荒野
この後もしサービスステーションがあったとして
恐らく到着するとしても30分以上かかること間違いなし
ここで選択肢が出ました
①:『日本人としてここで立ちションの為バスを止めるのは恥である
たとえ膀胱炎になろうとも歯を食いしばって我慢する』
②:『幸い一番後ろの席が空いている
人間としての尊厳を失うかもしれないが
ペットボトルの中にそっと致す』
③:『恥も外聞も無い!バスの運転手さんに
「マジで限界その辺でするからバス止めて」と懇願してみる』
そして下僕が選択したのはっ……
③日本の恥であるという意見は
甘んじてお受けします
いやーあれですね
下僕とボス以外のお客さんは
全員イラニーの方だったのですが
まー笑われた笑われた
言葉が分からずとも内容が分かる
『さっきバス止まったのあの日本人が立ちションに行ったからだぜ』と言う
明るく朗らかな笑い声
しかしその中で一番大笑いしていたのは
バスの従業員のにーちゃんだったってのは
ちょっとどうかと思ったりしましたよ
まあそんな軽いトラブルに見舞われながらも
無事到着したここヤズド
シラーズで長居してしまったので
そんなに長居はする予定ではないですが
やっぱり新しい街は楽しいなあと
思ったりしている下僕でございましたよ
<<本日の写真>>

んな訳で過去最大級にグレードの高い感じのバスに乗り込み

こんな荒野を爆走しながらヤズドに向かいました

んで立ちションポイントに遺跡らしきものがありました
多分バスの運ちゃんなりの気遣いなんだと解釈しましたよ

そして到着聖地ヤズド

旧市街等も普通に観光地になっておりまして

イラニーのお嬢さんとそのお母さんに
写真を撮ったり撮られたりしながら
本日は終わるのでございましたよ
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テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2010/04/01(木) 03:01:53|
- ヤズドの下僕
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