残り日数16日!
いよいよと予定を練っていかないと
どこかで破綻してしまうかもしれない所まで着ましたね
皆様ブエノス・ディアス
『今の今まで予定を碌に考えないで来たのかよ?!』という意見に
全力を持って『YES!!(キリ』と答える下僕でございます
さてはて
マドリッドかここバルセロナに戻った来たには理由がありまして
時代がさかのぼる事30年以上昔
私下僕の父もこの辺を旅行した事がありまして
ここスペイン側のピレネー山脈を越える際に
『山が動いている……いや違う!!羊の大群だ!!』という中々に面白い物を見たというのですね
んで下僕もその大群を見たいなあと
実はこの旅かなり初期の頃から予定に入っていたのです
しかしながらが困ったのが場所の特定
なんでも詳しい場所が不明という状況下でごさいまして
まあこの辺だろうと当たりをつけたのがバルセロナ近く
んで後はその辺の宿のスタッフと
旅行代理店なりで情報を集めた結果
鉄道で3時間ほど北上したピレネー山脈のフランスとの国境近く
『プッチャラダ』という辺りに羊がいるという情報をゲット
んな訳で先日一日費やして行って来たのです
まあ最初から色々ありまして
先ずは切符入手の際に
インフォメで切符窓口と時間を教えてもらいまして
切符窓口に並んだのは良いのですが
途中で財布の中身が足りない事に気が付く下僕
列を途中で出てATMへ向かいユーロを引き落とし
再び切符窓口に並びますとひしひしと迫る列車の出発の時間
下僕が『これはもうだめかもわからんね』と
半ば覚悟を決めていると先ほどインフォメのおっちゃんが通りかかり
「このハポネスのもう列車出るから先に切符買わせてやってくれ!!」と
神のような手助けをして下さりました
んで無事に切符をゲット
ただし
出発時間の2分前なうおっちゃんの『8番ホームに走れ!!』アドバイスに
背中で「グラシアス!!」と礼をいい
ホームに着くと列車のドアが今まさに閉まる最中
ああ……待ってくくれ……
その列車に乗り損ねると2時間近く次の列車を待たねばならんのだ……
と思わず右手を前に出しながら列車へダッシュ
そして
ガシッィ!!と
ドアに挟まれる下僕の右手まあそのおかげかもう一回ドアが開きまして
何とか列車にすべり込み成功
その後『列車を乗り間違えしてないよな……?』と不安になりましたが
そんなことは無く4時間ほど列車に揺られ
到着しましたピレネー山脈の麓の町『プッチャラダ』
遠くに雪の冠を頂き
悠々とそびえるピレネー山脈
そしてその山を彩る抜けるような青い空
いやーいい景色で着て良かったなあと思ったのです
が町の近くはおろか列車から見た風景の中で
ひつじの一匹も見なかったんですけども……
と一抹の不安を覚えたのですが
取りあえず丁度お昼でお腹も減ったので
昼食がてら駅前のBARでRPGの様に情報収集
んで昼真っから飲んでるおっちゃん曰く
ここから10kmくらい行った村に
ひつじがいる『らしい』との事
モチロンこんな田舎町で
バスなんて便利な物があるわけも無く
タクシー以外の選択肢も無く
ここまでの列車の切符の往復代に近い額を
タクシーに支払いやっと到着ひつじの村
いやーピレネー山脈が美しいなあ
が
やっぱり見えねえひつじの姿……オーケオーケビークール
落ち着け下僕よ
取りあえずは情報収集が先決だ
と再び最寄のBARにて店員さんに
『ひつじが見たいだけどどこかいい場所知らない?』と
宿のあんちゃんにスペイン語で書いて貰ったメモを見せますと
『ああ多分この丘を登ったところに居ると思う』と
まあなんともあいまいなお返事
ここまで来てしかも安くない金額を払って
『実はもうひつじは居ないのです』
なんて事は無いだろうな……と
不安100%で美しいピレネー山脈を望み
えっちらおっちらと丘を登っていきますと
上の方から『カランカラン』とベルの音が!
これはもしや!と意気込んで上ってみますと
いらっしゃったのはお馬様
そして首元をワンポイントで飾る
ベル
_r'ニ二> 、
_,. :'´ ̄: :`ヽ\::.::`ヽ
_,.:'´: : : : : : : : : : ヽ ';:.::.::ハ
∠,仁._‐-、 : : : : : : : : : :}_j::/::.::i
, '´ ̄¨´‐.、 `y'^ー、: : : : : : :/'イ::.::.::{ ,.、
/ . : : Y } }_;.-'TT´::::::.::.::.:;ノ _,.f´__,\
.′ : : :}v .i`ト-く._!:::::::_;.イ--、―¬;.:.:.:.:_:.:.:\
. l . : :. .:!| !! /イ ̄ / j_,. -亠'¨⌒ヽ:_ノ
! { : :. |:.:,! ! | `ー'´ ヽ.__,,.. -‐'´
}.:}. :.l :.: .!:.i r' , 、〉
(_,ノ_;{:...:.:.:!: .:.:. .ハ:{_`T~^i
f彡Y:.:.}:|:.!:.:!:{:イ'` | ! ←下僕
⌒j,ィ:.{:!:ハ:|:!{{| j !
,レ^ト! }川`ー/,. {
}n.n r}
´ ゙′
思わずお馬様に
「この辺でひつじを見ませんでしたか?」と聞いてしまいました
その後20分ほど丘を登りまして
『ああもうこの美しい風景を見れただけで十分じゃないか』と
自身を騙しかけていたその時
「メ゛ぇ~」
!!!!今!!確かに!!丘の上の方から聞こえたよな!!
と気力を振り絞り登っていきますと見えてきた畜舎
そしてその周りを取り囲む牧草と牧羊犬と思われる犬
中を恐る恐る覗き込みますと
∠Y"´゙フ
,,:;;;;;::;;;;;::;;;;;:ゝ‘,,ェ) メ゛ぇ~~
::;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;::;::;
゙、::;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;
し-u―し―J
いたーーーーーー!!下僕は!!
君たちとここピレネー山脈で出会うために!!
ユーラシアを端から端まで!
ここまで来たのだ!!
いやー本当に嬉しかったですねえ
流石に時間の問題か放牧はしておらず
ついでに畜舎には人が居なかったもんで
畜舎外でのひつじの写真は取れませんでしたが
結構大き目のこの畜舎一杯のひつじの群れが
あっちの丘の上まで放牧されたら
確かに山が動いているように見えるかもしれないなあ
とそんな風景を幻視したりしながらタバコを吹かしておりました
しかも牧羊犬の一匹をよく見ると
どう見てもグレートピレニーズ
通称『ピレネー犬』じゃないですか
ピレネー山脈を遠くに眺めながら
ピレネー犬と出会うと言うのも
中々に楽しい気分
しかもこのピレネー犬君が
番犬として用を成さないレベルで人懐っこく
思う存分モフれたのも大きかったですね
そんな訳で
この旅の当初目標をほぼ達成し
残すはロカ岬のみ
いやー遂にもう終わりが近いなあと
いい感じに浸れる一日でしたよ
いい日でした
帰宿の際の列車を除けばえ?何があったかですか?
帰りの列車で下僕が座った席は
向かい合わになるの2×2のシートでございまして
そこに
男性の方はジョニデに8割ほど馬の顔を混ぜたような顔
女性の方はナタリーポートマンにごま塩振ってボブザップに往復ビンタを喰らったような顔の
スキー帰りと思われるカップルが乗り込んできたのです
んで座るや否や
下僕など眼中に無いように
イチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャ始めたんですよ
まあここは西洋なので
多少のいちゃいちゃは多めに見ようとしていたのですが
2時間耐久で見せ付けられるとは思わなかった君たちはアレか?
お互いの体をどこか触れていないと
今すぐ爆発する病気か何かなのか?ならばしょうがない
今すぐ爆発して粉々になれ!
と思わずにはいられませんでしたよ
さてこのバルセロナでの用事も終わったので
今日この後ブログを書いた後
久しぶりの深夜寝台列車で
南南西に下ります
最後に国数を稼ぎに行きますよーー
え?なんですか?ボス?
あ!?ボスのバルサレポート……
今週中には!!
今週中には上げますから!!!!
<<本日の写真>>
そんな訳で列車に飛び込み乗り継ぎ

こんな風景を見ながら

ピレネー山脈を望む町

プッチャラダに到着しました

そして高いタクシーに乗り込み

こんな村の

こんな丘をえっちらおっちら登り
途中のお馬様の

ベル音に騙されながらも

遂に発見ひつじの住処

そして君たちに会いに来たのだ!!

ひつじの皆々様どもめ!!

流石に足掛け2年半ですのでボスもご満悦ですねえ
子羊ちゃんも

可愛いったらないですね
あれま

ヤギさまもいましたか
そして人懐っこくて番犬としてダメそうな

ピレネー犬フロントオブピレネー山脈

まあ写真写りは中々ですねえ
そんな訳でボス共々ご満悦だったのでございましたねえ

いやー楽しい一日でした
あのクソカップルさえいなきゃなあ……
写真とって晒してやればよかったかしら?_______________________以下下僕よりコメントお返事 _______________
_______
ちょっと時間がなくなってしまったので
後日にまた
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- 2011/02/11(金) 03:08:58|
- バルセロナの下僕
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残り日数18日!
遂に3週間を割ってしまいましたね
皆様ブエノス・ディアス
残日数経過後に日本に居るとか
今だ全く実感が沸かない下僕でございます
さてはて
バルセロナに戻ってきたボスと下僕
折角なの前回訪れた際に
行き損ねた場所に行ったり
自炊をして遊んでいたりするのですが
(ボスのバルセロナレポート乞うご期待)
そんな中市場を散策中しておりますと
豚の顔がショーケースの中に鎮座しておりました
『そういえば旅の初期に沖縄の市場でもこんなの見たなあ』と
『そしてその時は衝撃を受けたけど今じゃそうでもないなあ』と
豚の頭を見つめてそんな感慨にふけっておりました所
そしたら店のおばちゃんから
「あんたなんか買うのかい?」との質問
別に特に肉を買うつもりは無かったのですが
その瞬間ふと下僕の脳裏に閃きましたのは
このイベリア半島の有名豚ブランド名
『まあこんな小さな商店で扱ってるのかしらん?』とも
『そもそも肉として売って類のかしらん?』とも疑問に思ったのですが
折角思い付いたので
「イベリコ豚のお肉なんてある?」と聞いてみますと
「モチロンあるわよ美味しいわよー」と
豚肉とは思えない感じで霜降りなお肉を指差してくれました
お値段は通常の豚の肉の約4倍
1キロで14ユーロ
しかしここで思いついたのも縁
しかもここは市場で他の食材も手に入る
ってんで300gほどイベリコ豚を買ってみました
んで帰宿し
宿に備え付けのキッチンに立つ下僕
このイベリコ豚をどうしてやろうか
マッシュルームソースだったり
ガーリックソースだったり考え付いたのですが
折角のこの美味しそうな肉
ここはシンプルに食べるのが一番楽しいそうだと
塩コショウで焼いてみる事にしました
そこで取り出しましたのは
クロアチアで牡蠣を食べた際にお土産として頂いた
ストン名物天然塩!(1kg)
正直捨てるのは勿体無いほど美味しい塩だったので
荷物の奥で死蔵していたこの塩を
使う日がここに来た!!
ついでに付け合せにもちょっとこだわってみようってんで
丁度売っていた白菜をこの塩で揉んで浅漬けと
更にこれも荷物の奥で死蔵してた『あさげ(インスタントタイプ)』を
野菜を煮込んだお湯で戻して結構しっかりした味噌汁を作成
そして白飯を炊き
塩と胡椒を振って室温に戻したイベリコ豚を
熱したフライパンにて綺麗な焼き色が付く感じで焼きまして
完成!本日の夕飯!
イベリコ豚のポークステーキと和風膳んでお味
,,
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`-、 ~''''---'''~`i,/::/ } / /
゙-、__ ___,,,,::;;;|`'´ .} ./ 美ーー味ーーいーーーぞーーー!!
~~~ }/-' :} / く,
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ソ :::::'; `;::゙i, ゙i、 ,,,--''' ,,,---'''''
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この肉のキメの細かさに脂身の旨味!!
そして肉そのもの深い味を際立たせる!
このいい塩梅!!本当においしゅうございました
ついでに作った浅漬けと味噌汁がまた嬉しい美味しさで
ビール大好きなこの下僕が
館を開ける事無くご飯をかっこんでしまいました
正直この旅で食べた『豚肉料理』の中でしたら
手前味噌ですが一番美味しかったです
やっぱりあれですねえ
料理は最終的に食材ですねえ
あまりに美味しかった為
食後しばらくボケーっとして
『世界の皆が美味しいもんを三食食べればこの世から争いはほぼ消えるだろうな』
なんて哲学的なことを考えたりしてしまいましたよ
さて良い物を食って気合が入った所で
行くべき場所の情報を集めるとしますかなー
<<本日の写真>>
そんな訳で市場をこんな市場を散策していたら

イベリコ豚を見つけてしまった訳です
ちなみに海にも囲まれているスペインは
結構海産物も食べます

ここバルセロナは海に面しているので
鮮度も中々に見えますね
そして帰宿いたしまして

イベリコ豚をレッツクッキング
開けてしまうと荷物管理が面倒だったので
死蔵していたクロアチアはストンの塩
遂に封印を解いてしまいました

正直この塩だけでも
酒が飲めそうな感じで良い塩だったりします
んで完成

イベリコ豚のポークステーキと和風膳!
ちょっと写真がいい加減なのは
待ち切れなくて一枚しか写真を取らなかった為だったりします
本当に美味しかったです
ついでに街角で見かけた面白パフォーマー

ちょっと波紋使いっぽい雰囲気です
_______________________以下下僕よりコメントお返事 ______________________
>>riさん
正直心臓が止まるかと思いました
『金』『パスポート』『体』が旅先での必須三種の神器なので
笑えない結末にならなくて
本当にほっとしましたよ
>>yuさん
ハラハラをお楽しみ頂けている様で
本当にありがとうございます
いや真面目に話きっつい事があっても
『あ!このネタブログで使えるじゃん』と言う
前向きなマゾ精神で生きている
下僕でございましたよw
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2011/02/08(火) 09:33:30|
- バルセロナの下僕
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遂にこの旅も最終月に入ってしまい
恐ろしい事に『帰国』の二文字を念頭に入れて
行動する日々が始まってしまいました
皆様ブエノス・ディアス
まあ常識的に考えれば
『家に帰るまでが旅である』と言う基本中の基本の概念を
今の今まで脳裏に浮かばなかった事自体問題だったのだなあと
そんな事に今更ながらに気が付いている下僕でございます
旅終了まで後20日!(含む飛行機での移動時間)
さてはて
今現在ボスと下僕はマドリッドより8時間ほどバスに揺られまして
何故か再びバルセロナに来ております
いや実際はバルセロナ自体にはそんなに
来る理由がある訳ではないのですが
この後に行く予定であり
実はこの旅を始めるにあたって
どうしても行きたかった場所への足がかりとしまして
またこの街に戻ってきたのですね
まあ前の短期間の滞在で
行き損ねたところであったり
タイミングを損ねてしまったボスのバルセロナレポートの件でも
来ること自体には問題は無いのですけどもね
そんな訳でマドリッドの爛れたBAR生活を脱出し
約1ヶ月ぶり移動だった訳だったのですが
まートラブりましたわー
基本的に9割以上は自業自得なのですが
久しぶりに旅の醍醐味と苦悩を味わう一日でしたよ
まずこのトラブルコンボの予兆は
マドリッドの宿から地下鉄駅からバスステーションへ向かう
その始めの一歩から起こりました
マドリッドの地下鉄は距離に関係なく一律1ユーロ
されど下僕の財布の中にには小銭なし
ってんでしょうがなく50ユーロを券売機に突っ込み
切符を一枚買いますとまずは出てくる切符
そしてお釣りを待っていますと
ジャラ!ジャラ!ジャラ!ジャラ!!
と券売機から何故か響くフィーバ音
何事だと良く見ますと
ユーロコインがジャックポッドのごとく
大量に券売機から吐き出されるじゃあーりませんか
つまりあれです
お釣りの49ユーロが全て
1ユーロと2ユーロで出てきた訳です
おかげで
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"((´ __ 〈 }
|__ r=_ニニ`ヽfハ }
ヾ|! ┴’ }|トi } このぶんだと
|! ,,_ {' } そうとう小銭を溜め込んで
「´r__ァ ./ 彡ハ、 みたいだな
ヽ ‐' / "'ヽ
ヽ__,.. ' / ヽ
/⌒`  ̄ ` ヽ\_
/ i ヽ \ 小銭入れの中がパンパンだぜ
,' } i ヽ
{ j l }
i ヽ j ノ | } l
ト、 } / / l | .|
! ヽ | ノ j ' |
{ | } | l |
ヽ | i | \ l /| ←下僕財布
{ | l | | / |
l ! | l / |
といった
憎い人間をそのコインの塊で撲殺して
その後使う事で凶器抹消が出来そうなほど
ユーロコインを手に入れた下僕
この時点でちょっとウンザリしたのですが
まあこんな事もあるだろうと
バスターミナルに向かいました
さて小一時間かけて到着したバスターミナル
事前調べでは後30分ほどでバルセロナ行きのバスが出るはずと
ターミナルの電光掲示板を眺めていたのですが
予定時間の区分を見ても
どう見ても『バルセロナ』の文字がありません
どうなってんだこれ?と不審に思い
ターミナルにあったツーリストインフォメに聞いてみますと
「ああバルセロナ行きはこのターミナルじゃなくて
別のターミナルだよ」とのお答え
…………
_,. --─--- 、_
,. '´ _ --ニ二二`ヽ、
/ / _,.-'⌒ヽ,ノ``'ミ,、
,.' / / ,,イ゛\ /入、ヾ,
. / / // -‐''"_ ヽ l l′/`_''l}
' / ,.イii/ /∠´ `ヾ' l lレ''´ ヾ
/ ,.' ii/u i{,_,, ゜ }! l li{,_,. ゜ }←下僕
. / /ii i/u uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ
,' /-、 i| u ' ' ` ,__〉〉 |
. /l 「ヾ'i| ,.r‐ `'U'U_,ィ}|
/ | ー}.l| /,r 'T"丁~|~ | l|'|
}i iト、}( l! ,イ |__,∟ ⊥ _|__,l|.ト、
`i iiiハ `| i l_/ _,ノノ|| \
. }iij. |. l |Y/ ‐┴''" ||\ \
゛l! | l|. 仁 _,__ || \ \
/ | |l lニレ'´ `ヾ'、 || \ \ 『バスターミナル間違えたーーー!!!』
/ |. |ヽ 「]、 ヾ>、|| \
/ .| |. ヽ`「ヽ }H|\
| | ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐|| ` ー─
u | | \`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
| | \ `~~~ /
| | `-──‐′
なんと言う失態……っ!!
これが旅を2年以上続けてきた物の……っ!!
失策としてはあまりにお粗末……っ!!
と脳内のカイジが叫んでいました(AA略)
そしてここから正しいバスターミナルに向かったとしても
確実に予定のバスには乗る事は不可能なこの現状
更に問題なのが
大体の時間であれば1時間毎に出ているバルセロナ行きなのですが
この時間だけお昼休みを挟むのか
2時間ほど次のバスが出ない魔の時間帯
そんな訳で正しいバス停にて
遠くの方をぼけーっと眺める事2時間弱
そしてとりあえずはバスに乗り込む事に成功
(価格:28.5ユーロ)
出発時間は13時
到着予定時間は21時
この時点で
夜の時間に宿探し確定と言うかなりの憂鬱の種を抱え込んだ訳ですが
じたばたしてももう仕方が無いので
バス内不貞寝を決め込んで居ましたら
結構体感時間としてはあっという間にバルセロナに到着
まあ風景はバスから見た夕日やらの風景が
結構綺麗だったもので機嫌が直った下僕
さあ宿に向かおうと
開きましたはメモ手帳
今日は週末土曜日
宿が取りにくくなっている事は
流石にラーニングしてる下僕でございます
そんな訳でいくつかの宿のネットでピックアップして
片っ端から電話で『空室状況』を聞くのが得策と
公衆電話で作戦を実行した訳ですが
1件目:満室
2件目:電話にでんわ
3件目:電話番号が使われていませんよ的なアナウンス
………何この悪夢?ここまで着たらしょうがないと
ネット上では空席がある宿なのに
何故か電話番号か書いてなかった宿に
直接突貫をかけたのですが
「あーゴメン今日は宿の1周年パーティだから満室」と言うな無慈悲なお答え
何そのクリティカルバッドタイミング下僕の
「この際共有スペースのソファーでもいいんだけど……」
と言う必死の交渉もむなしく宿を追い出されました
その後パーティ中の「この宿の周りにも宿があるよ」
と言う宿のあんちゃんの案内を希望に
小一時間探し回ったのですが
あんちゃんよ……
確かに『ホステル』はあったけど
一泊35ユーロとかは無理なんだぜ……
と途方にくれているとうちに時間は遂に深夜の23時
これ以上外を歩き回るのは
精神的にも肉体的にも限界
こうなったら最後の望みと
前にバルセロナに来た時に訪れた宿に向かってみました
ちなみに何故この宿に最初に訪れなかったと言うと
朝にマドリッドで調べた時点で満室判定が出ていたのです
ただ宿の雰囲気として
最悪共有スペースでの睡眠は許してくれそうだった!!
と言う淡い希望のと言う願望で
前の宿に着きましたのは夜中の24時10分
そしてもはや捨てられて
冷たい雨に打ちひしがれる子犬のような気分で
「空きベットある?」とレセプションで聞きますと
「ああ勿論あるよ!」と後光の差すようなご回答
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/l.:.:.:.:.:.:.:.:/ __,.才´i `ーl.:.:'r 、, _ \.:.:.:.:.:.:.:.i、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ L;.:.-‐:.7´ |:.:l l.:.:l `¨ヽー- ⊥_l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ'´|.:.:.:.:.:.:/ .|.:.l l:.:! ヽ.:.:.:.:.:l. l`:ー.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ |.:.:.:.:./ |.:! l.:} ∨.:.:.:l l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ 」:.:.:./ ̄゛二二|ナヽ -‐レ'¨_ 二二ニ ,ェヤ=寸ヲ,l.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:/ラ三_F_テニヱエエニミェ、 ,zェニ斗-‐f┴¬弋.斗7 l.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.
:.:.:.:.:.:.:.:l ムィ'´ |:/ __,ノ:::::::::::::Y i..-一T'":::::::::::::::∧,イ l.:.:.:.:.:.:.:l:.:.
:.:.:.:.:.:.:/ \ lム./:::/| ::::::::/K:i / / / / |::::::/l:::::::::lヽ::::::/ X| ,l.:.:.:.:.:.::l:.:.
.:.:.:.:.:.:,'ヽ ∨..._l ゝ:::イ ノ,(´) / / / (`)ム、ゝ:::イノ::::メ_....、 / l.:.:.:.:.:.:l.:.:.
.:.:.:.:.:.l O o (´ ,>-‐ i' ´ / / / / / `i`''ー-( )O ,l〇.:.:l:.:.:.
.:.:.:.:. lヽ 丶 `¨´ / / / / / / / i `i¨´ l l l.:.:.:./:.:.:.
.:.:.:.:.:l `l ', i i ' i i l 丿.l.:./:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:l ゝ、', i i i i ! ,l/.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.: l、_ l i i ___ i i l__, イ.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ:.:.:l.:l ,>ー┤ ! ! ,ィ'´ ̄  ̄`ヽ、 i i / 助かった…(注:下僕はこんなに可愛くは無い
.:.:\l:.l| : : : : ゝ、i i ( _,. -‐‐-- 、_,ノ ノ i,ィ'/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.l|: : : : : : :>、, i ヽ `´ i , < /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.|: : : : :/: : : >、, i _,i イ´: : : : `ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : /: : : : /: : : : `>ー- 、______,. ィ' ´: : : : : : |: : : : : : : : : \.:.:.:.:.:.:.:.:.
何でも夕方に大量にチェックアウトの方が居たようで
何とかバルセロナの夜を野宿する羽目にはならなくて済んだようです
さて方を撫で下ろし喜色満面の下僕
ウキウキとチェックイン作業をしていたのです……
んで宿のあんちゃんに『パスポート出して』と言われたので
いつもの隠しポケットをまさぐったのですが
無いいつも入れているポケットに
パスポートが無い
ええええええええええええええええええええええ!!?ちょっとまて笑えな笑えない
ヤバイヤバイヤバイ
ぎゃーーーーーーーーーーす!!
とレセプションで顔を真っ青にして探しましたら
いつものポケットとは違う場所から
アイラブパスポートがこんにちわ
多分アレです
前の宿の時に適当に突っ込んだんですよね下僕
いやーー
本気であせりました
まあ結果としてみれば
それほど問題の無い一日だった訳ですが
下僕的にはしんどい一日でしたよ
ともあれアレです
もう二度と
週末には宿探しをしない様にしようと
本気で心の底から誓った下僕の一日でございましたよ
疲れた・・・・
<<本日の写真>>
お休み
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2011/02/06(日) 09:36:51|
- バルセロナの下僕
-
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| コメント:2
新年明けましておめでとうございます
昨年は読者の皆々様に大変お世話になりました
下僕とひつじのボスとその下僕の旅も
もう距離的にはもう目と鼻の先に
ゴールが見える位置まで来てしまい
恐らくは春先までにはこの旅は終わるかと思われます
それまでどうか読者の方にお楽しみ頂き
更にお愛読頂ければ
これ以上の喜びは無い
ひつじのボスとその下僕なのでした
2011年1月3日
ひつじのボス&下僕でした
<<本年最初の写真>>
厳密には初日の出ではなく
2日の日の出で更に地中海に昇ったものですが

日ノ本の生まれのモノとして
ちゃんと拍手を打ってお祈りしてみました
ボスもちゃんと拍手を打ち

一礼二拍手で日の出を迎えてみました

そんな訳でこの太陽が昇っている方向の皆様
本年もよろしくおねがしいたします
_______________________以下下僕よりコメントお返事 __________________________
>>Rarpin02さん
本年度もお楽しみ頂ければこれ幸いです
>>夜外さん
旅終了後のブログの方針は全く考えていなかったりしますw
募集で公募でもしてみましょうかなーw
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- 2011/01/03(月) 09:28:05|
- バルセロナの下僕
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現在スペイン時間でで22時10分
こちらでももう新年が目の先に来ておりますね
皆様ブエノス・ディアス
日本時間に合わせるのならば
新年のご挨拶ですが
こっちはまだ2010年なので
あと少々お待ち頂きたい下僕でございます
さてはて
昨年度は読者の皆様
および現地で下僕とボスに親切にして頂いた
各種皆様にまずは御礼申し上げます
恐らく来年2011年の春前にはこの
ひつじのボスと下僕の2年以上の長きに渡った
この旅も終わりを迎えると思いますが
それまでご愛好頂けたら
これ以上の喜びは無いひつじのボスと下僕でした
さて通算2回目の
自作のおつゆな年越しかしわソバも食べ終わりましたので
こちらでの新年の節目
町の中心のスクエア的な所でドンちゃん騒ぎ的な
郷に入った形の新年を迎えてきますね
お次は2011年でお会いしましょう
ではまた
<<本年最後の写真>>
今年最後がこんな写真んでいいのか分りませんが

今回のお節の材料と
年末最後はやっぱり

年越しソバですね
調子に乗って食べ過ぎて
ちょっと眠くなってきているのは
秘密ですよ
_______________________以下下僕よりコメントお返事 __________________________
>>夜外さん
めんどくさいと思うような人は
まず下僕にお嫁さんに来てくれないという
構造的にな欠陥があるような気がしますがなにか?w
あと薄い本はカンベンしてください
まじでw
>>Rarpin02さん
新年のご挨拶はもう少しだけお待ちいただくとして
今年はお世話になりましたー
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- 2011/01/01(土) 06:27:13|
- バルセロナの下僕
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