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南の方からノラヒツジ

このブログはノラヒツジとその下僕がのんべんだらりとバンコクでの生活を綴る、そんなブログです。前は大陸横断とかしてました。

一気に南下して海峡を目前とする

残り日数あと13日!
何と2週間を切ってしまったのですね

皆様ブエノス・ディアス
そういえば日本時間で本日はもう
茶色くて甘いガーナを原材料としたアレを
女性が意中の男性に送ると言う
その『意中』の中に存在しない野朗にとっては
憎むべきイベントの日なのですねー

スペインではそんな禍々しいイベントは無い物で
晴れやかな気分で一日が終わりそうな下僕でございますよ

『本命のチョコ』を可愛い子から貰うって
都市伝説ですよね?

ね?


さてはて
現在ボスと下僕はバルセロナより
深夜列車で南南西へ下る事10時間
『グラナダ』から更にバスにて5時間南西
目の前にはジルラルタル海峡が広がる
アフリカ大陸への入り口
『アルヘシラス』に来ております

いやこのあとアフリカを横断する訳じゃないのですが
結構簡単に対面の国に入れると言う話な物で
折角なのでこの旅の終盤に
もう一個くらい国数を増やそうかなあなんて
そんな気分で来た訳なのですが

いやあれですねえ
こんなに一気に南下したからなのでしょうが
完全に空気が『春』な感じです

一昨昨日までピレネーを見て居た身としてまして
少々不思議な気分になってしまいます

さて明日は早朝に起きましてフェリーに乗り込み
入管や新たな国での鉄道の席ゲットに問題が無ければ
その日の内に内陸のほうに向かいます

どこの国はググッたらすぐに分かると思いますが
まあそれは形式美といたしまして
次の国は秘密にしておきます

ヒントはそうですねえ
『世界三大面倒な人々の国』で
未だボスと下僕が訪れていない
イスラムのお国でございますよ

久しぶりのクソ商人との下僕の戦い
ご期待下さい

では次に国よりお会いしましょう


<<本日の写真>>
そんな訳で久しぶりの深夜鉄道
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夜行便ということで宿代が浮くのでちょっと張り込んで

寝台席にしてみました
R0028072.jpg

しかも驚くべき事に
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コンセント完備!!
この旅始まって以来初めての設備に驚きました
寝心地も中々でしたよ

さてそんな感じで第一目標の
R0028076.jpg
グラナダへ到着

当初の予定だとグラナダ滞在も考えていたのですが
朝が早すぎて宿にチェックイン出来る時間ではない事に
到着後に気が付いたのでそのまま移動を続行
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バスにてこんな風景を

見続ける事5時間弱
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到着しましたのはアフリカへの海からの玄関口
『アルヘシラス』
この町は目の前にイスラム国があるもんで
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建て物も少しイスラムっぽい気がしますね

そして久しぶりにケバブ屋を発見
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アラビックな文字も懐かしく思えます

ついでにグラナダでバスステーションに行く途中
道に迷った下僕を助けてくれたナイスミドルなおとうさんと
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この町で出会ったあかさん
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メンコで遊んでいる淑女の方
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やっぱり港町の人は
ちょっと人懐っこいような気もしますね

さーて船旅だー
R0028091.jpg
寝坊しなきゃいいんですけどね





_______________________以下下僕よりコメントお返事 ______________________

>>yammerさん
スタンドにも確かに見えますね
そして塩ですが本当に美味しいもので
重いのですが持ちあるいてます
これで日本の税関で没収されたら
泣いてしまうかもしれないですねえw

あとSUN値はもうかなり限界まで来てましたねw


>>zodiacさん
インドでの牛の糞の落ちっぷりに比べれれば
なんていうことは無い!!(某赤い人風

あとグエル公園への道ですが
一個横の道ですとエスカレーターがありましたよw


>>
>せっかくだからバルサのサッカーでも見てきたらいかが?
サッカーはそこまで好きではないんで今回はスルーしました
機会があれば行くのでしょうけどねー


>>Rarpin02さん
本当に美味しいお塩ですよーあれ

そしてあのパフォーマーの種ですが
どうもあの杖がイスみたいなっているようで
ズボンに隠れて座る部分があるようです


>>くぉーつさん
旅の醍醐味ですねえ食い物は
後は宿と物価が素晴らしければ
もうそれは沈没への第一歩だったりしますけどねw


>>poさん
むしろボスに引き回されている訳ですw


>>フウさん
本当に天気に恵まれて良い感じでしたよ


>>temさん
情報ありがとうございます!
&お褒め頂きましてありがとうございます!!

到達証明書が今回の旅の卒業証書かなーなんて
そんな事を思って居たりしますよ

そしてあのパフォーマーの種ですが
どうもあの杖がイスみたいなっているようで
ズボンに隠れて座る部分があるようです


>>Kさん
ピレネー犬とてもモフモフで愛想が良くて
番犬としては役に立ってない感じでしたけどね
可愛いモフモフ犬でした


>>zodiacさん
残念!!もうバルサを出てしまいましたね
次の機会があれば行ってみますかねー


>>しんべぇさん
モフモフモフモフな一日でした
カップルさえ居なければ最高だったのですがねw


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テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行

  1. 2011/02/14(月) 07:12:54|
  2. アルヘシラスの下僕
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

ピレネー×(犬+山脈)+ひつじ

残り日数16日!
いよいよと予定を練っていかないと
どこかで破綻してしまうかもしれない所まで着ましたね

皆様ブエノス・ディアス
『今の今まで予定を碌に考えないで来たのかよ?!』という意見に
全力を持って『YES!!(キリ』と答える下僕でございます

さてはて
マドリッドかここバルセロナに戻った来たには理由がありまして

時代がさかのぼる事30年以上昔
私下僕の父もこの辺を旅行した事がありまして
ここスペイン側のピレネー山脈を越える際に
『山が動いている……いや違う!!羊の大群だ!!』
という中々に面白い物を見たというのですね

んで下僕もその大群を見たいなあと
実はこの旅かなり初期の頃から予定に入っていたのです

しかしながらが困ったのが場所の特定

なんでも詳しい場所が不明という状況下でごさいまして
まあこの辺だろうと当たりをつけたのがバルセロナ近く

んで後はその辺の宿のスタッフと
旅行代理店なりで情報を集めた結果
鉄道で3時間ほど北上したピレネー山脈のフランスとの国境近く
『プッチャラダ』という辺りに羊がいるという情報をゲット

んな訳で先日一日費やして行って来たのです

まあ最初から色々ありまして

先ずは切符入手の際に
インフォメで切符窓口と時間を教えてもらいまして
切符窓口に並んだのは良いのですが
途中で財布の中身が足りない事に気が付く下僕
列を途中で出てATMへ向かいユーロを引き落とし
再び切符窓口に並びますとひしひしと迫る列車の出発の時間

下僕が『これはもうだめかもわからんね』と
半ば覚悟を決めていると先ほどインフォメのおっちゃんが通りかかり
「このハポネスのもう列車出るから先に切符買わせてやってくれ!!」と
神のような手助けをして下さりました

んで無事に切符をゲット

ただし
出発時間の2分前なう

おっちゃんの『8番ホームに走れ!!』アドバイスに
背中で「グラシアス!!」と礼をいい
ホームに着くと列車のドアが今まさに閉まる最中

ああ……待ってくくれ……
その列車に乗り損ねると2時間近く次の列車を待たねばならんのだ……
と思わず右手を前に出しながら列車へダッシュ
そして
ガシッィ!!
ドアに挟まれる下僕の右手

まあそのおかげかもう一回ドアが開きまして
何とか列車にすべり込み成功
その後『列車を乗り間違えしてないよな……?』と不安になりましたが
そんなことは無く4時間ほど列車に揺られ
到着しましたピレネー山脈の麓の町『プッチャラダ』

遠くに雪の冠を頂き
悠々とそびえるピレネー山脈
そしてその山を彩る抜けるような青い空
いやーいい景色で着て良かったなあと思ったのです



町の近くはおろか列車から見た風景の中で
ひつじの一匹も見なかったんですけども……

と一抹の不安を覚えたのですが
取りあえず丁度お昼でお腹も減ったので
昼食がてら駅前のBARでRPGの様に情報収集

んで昼真っから飲んでるおっちゃん曰く
ここから10kmくらい行った村に
ひつじがいる『らしい』との事

モチロンこんな田舎町で
バスなんて便利な物があるわけも無く
タクシー以外の選択肢も無く
ここまでの列車の切符の往復代に近い額を
タクシーに支払いやっと到着ひつじの村

いやーピレネー山脈が美しいなあ


やっぱり見えねえひつじの姿……


オーケオーケビークール
落ち着け下僕よ
取りあえずは情報収集が先決だ

と再び最寄のBARにて店員さんに
『ひつじが見たいだけどどこかいい場所知らない?』と
宿のあんちゃんにスペイン語で書いて貰ったメモを見せますと
『ああ多分この丘を登ったところに居ると思う』と
まあなんともあいまいなお返事

ここまで来てしかも安くない金額を払って
『実はもうひつじは居ないのです』
なんて事は無いだろうな……と
不安100%で美しいピレネー山脈を望み
えっちらおっちらと丘を登っていきますと
上の方から『カランカラン』とベルの音が!

これはもしや!と意気込んで上ってみますと
いらっしゃったのはお馬様

そして首元をワンポイントで飾るベル



                 _r'ニ二> 、
               _,. :'´ ̄: :`ヽ\::.::`ヽ
            _,.:'´: : : : : : : : : : ヽ ';:.::.::ハ
          ∠,仁._‐-、 : : : : : : : : : :}_j::/::.::i
        , '´ ̄¨´‐.、 `y'^ー、: : : : : : :/'イ::.::.::{       ,.、
      /  .   : :  Y }   }_;.-'TT´::::::.::.::.:;ノ   _,.f´__,\
      .′ :   :    :}v  .i`ト-く._!:::::::_;.イ--、―¬;.:.:.:.:_:.:.:\
.     l .  :     :. .:!|   !!  /イ ̄ /   j_,. -亠'¨⌒ヽ:_ノ
      ! {  :  :.  |:.:,! !  | `ー'´ ヽ.__,,.. -‐'´
     }.:}.  :.l  :.: .!:.i r' , 、〉
   (_,ノ_;{:...:.:.:!: .:.:. .ハ:{_`T~^i
      f彡Y:.:.}:|:.!:.:!:{:イ'` |  !    ←下僕
     ⌒j,ィ:.{:!:ハ:|:!{{|   j  !
       ,レ^ト! }川`ー/,.  {
              }n.n r}
                 ´ ゙′



思わずお馬様に
「この辺でひつじを見ませんでしたか?」と聞いてしまいました

その後20分ほど丘を登りまして
『ああもうこの美しい風景を見れただけで十分じゃないか』と
自身を騙しかけていたその時

「メ゛ぇ~」

!!!!

今!!確かに!!丘の上の方から聞こえたよな!!

と気力を振り絞り登っていきますと見えてきた畜舎
そしてその周りを取り囲む牧草と牧羊犬と思われる犬

中を恐る恐る覗き込みますと

       ∠Y"´゙フ
  ,,:;;;;;::;;;;;::;;;;;:ゝ‘,,ェ)  メ゛ぇ~~
  ::;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;::;::;
 ゙、::;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;
  し-u―し―J


いたーーーーーー!!


下僕は!!
君たちとここピレネー山脈で出会うために!!
ユーラシアを端から端まで!
ここまで来たのだ!!


いやー本当に嬉しかったですねえ

流石に時間の問題か放牧はしておらず
ついでに畜舎には人が居なかったもんで
畜舎外でのひつじの写真は取れませんでしたが
結構大き目のこの畜舎一杯のひつじの群れが
あっちの丘の上まで放牧されたら
確かに山が動いているように見えるかもしれないなあ

とそんな風景を幻視したりしながらタバコを吹かしておりました

しかも牧羊犬の一匹をよく見ると
どう見てもグレートピレニーズ
通称『ピレネー犬』じゃないですか

ピレネー山脈を遠くに眺めながら
ピレネー犬と出会うと言うのも
中々に楽しい気分

しかもこのピレネー犬君が
番犬として用を成さないレベルで人懐っこく
思う存分モフれたのも大きかったですね

そんな訳で
この旅の当初目標をほぼ達成し
残すはロカ岬のみ

いやー遂にもう終わりが近いなあと
いい感じに浸れる一日でしたよ

いい日でした

帰宿の際の列車を除けば

え?何があったかですか?

帰りの列車で下僕が座った席は
向かい合わになるの2×2のシートでございまして
そこに
男性の方はジョニデに8割ほど馬の顔を混ぜたような顔
女性の方はナタリーポートマンにごま塩振ってボブザップに往復ビンタを喰らったような顔の
スキー帰りと思われるカップルが乗り込んできたのです

んで座るや否や
下僕など眼中に無いように
イチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャ
始めたんですよ

まあここは西洋なので
多少のいちゃいちゃは多めに見ようとしていたのですが

2時間耐久で見せ付けられるとは思わなかった

君たちはアレか?

お互いの体をどこか触れていないと
今すぐ爆発する病気か何かなのか?


ならばしょうがない

今すぐ爆発して粉々になれ!

と思わずにはいられませんでしたよ


さてこのバルセロナでの用事も終わったので
今日この後ブログを書いた後
久しぶりの深夜寝台列車で
南南西に下ります

最後に国数を稼ぎに行きますよーー


え?なんですか?ボス?
あ!?ボスのバルサレポート……

今週中には!!
今週中には上げますから!!!!


<<本日の写真>>
そんな訳で列車に飛び込み乗り継ぎ
R0027907.jpg

こんな風景を見ながら
R0027911.jpg

ピレネー山脈を望む町
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プッチャラダに到着しました
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そして高いタクシーに乗り込み
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こんな村の
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こんな丘をえっちらおっちら登り

途中のお馬様の
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ベル音に騙されながらも
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遂に発見ひつじの住処
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そして君たちに会いに来たのだ!!
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ひつじの皆々様どもめ!!
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流石に足掛け2年半ですのでボスもご満悦ですねえ

子羊ちゃんも
R0028010.jpg
可愛いったらないですね

あれま
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ヤギさまもいましたか

そして人懐っこくて番犬としてダメそうな
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ピレネー犬フロントオブピレネー山脈
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まあ写真写りは中々ですねえ

そんな訳でボス共々ご満悦だったのでございましたねえ
R0027942.jpg
いやー楽しい一日でした


あのクソカップルさえいなきゃなあ……
写真とって晒してやればよかったかしら?


_______________________以下下僕よりコメントお返事 _______________
_______
ちょっと時間がなくなってしまったので
後日にまた

テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行

  1. 2011/02/11(金) 03:08:58|
  2. バルセロナの下僕
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  4. | コメント:7

美味しい塩でイベリコ豚もとても美味しい

残り日数18日!
遂に3週間を割ってしまいましたね

皆様ブエノス・ディアス

残日数経過後に日本に居るとか
今だ全く実感が沸かない下僕でございます

さてはて
バルセロナに戻ってきたボスと下僕
折角なの前回訪れた際に
行き損ねた場所に行ったり
自炊をして遊んでいたりするのですが
(ボスのバルセロナレポート乞うご期待)
そんな中市場を散策中しておりますと
豚の顔がショーケースの中に鎮座しておりました

『そういえば旅の初期に沖縄の市場でもこんなの見たなあ』と
『そしてその時は衝撃を受けたけど今じゃそうでもないなあ』と
豚の頭を見つめてそんな感慨にふけっておりました所
そしたら店のおばちゃんから
「あんたなんか買うのかい?」との質問

別に特に肉を買うつもりは無かったのですが
その瞬間ふと下僕の脳裏に閃きましたのは
このイベリア半島の有名豚ブランド名

『まあこんな小さな商店で扱ってるのかしらん?』とも
『そもそも肉として売って類のかしらん?』とも疑問に思ったのですが
折角思い付いたので
「イベリコ豚のお肉なんてある?」と聞いてみますと
「モチロンあるわよ美味しいわよー」と
豚肉とは思えない感じで霜降りなお肉を指差してくれました

お値段は通常の豚の肉の約4倍
1キロで14ユーロ

しかしここで思いついたのも縁
しかもここは市場で他の食材も手に入る
ってんで300gほどイベリコ豚を買ってみました

んで帰宿し
宿に備え付けのキッチンに立つ下僕
このイベリコ豚をどうしてやろうか

マッシュルームソースだったり
ガーリックソースだったり考え付いたのですが
折角のこの美味しそうな肉
ここはシンプルに食べるのが一番楽しいそうだと
塩コショウで焼いてみる事にしました

そこで取り出しましたのは
クロアチアで牡蠣を食べた際にお土産として頂いた
ストン名物天然塩!(1kg)
正直捨てるのは勿体無いほど美味しい塩だったので
荷物の奥で死蔵していたこの塩を
使う日がここに来た!!

ついでに付け合せにもちょっとこだわってみようってんで
丁度売っていた白菜をこの塩で揉んで浅漬けと
更にこれも荷物の奥で死蔵してた『あさげ(インスタントタイプ)』を
野菜を煮込んだお湯で戻して結構しっかりした味噌汁を作成

そして白飯を炊き
塩と胡椒を振って室温に戻したイベリコ豚を
熱したフライパンにて綺麗な焼き色が付く感じで焼きまして

完成!本日の夕飯!

イベリコ豚のポークステーキと和風膳

んでお味






                                     ,,
                    ,, _,,,,,--‐‐‐----,,,,,,/i/i/.{
                   //''~          / /  {
                  , //           '''~ ,,-'   l
              /{  .,〃i i                  }
             ,, | { /ii. {,i゙ '                  l    /
             )},! l' '                      |  /
        /ニニ'                         }/
        _,''-''                     /   /
       ,-'           _,,,,_          // . /
      ,-'           i´,-、vヽ    }   / /
    /.            /{ r--,==\ 、.  |  . /
  ,,,ニ´           / .| }:^、ヽ;;;;;_`、`、/ /
 ー=,,,,,,,,,,,_        ,ノ  ! i:::: `ィ't-ン ン~
   {`、ヽ、,,_ ̄~~~''''‐-‐'´  /  `-,;;;ニ'//
    i `、,,,_`'''-、_,,,_   /{`-, ,-‐‐/ /
    `、  `-、__   ̄~'~{ L}::::| }  /
     `-、   ~''''---'''~`i,/::/ } / /
       ゙-、__  ___,,,,::;;;|`'´ .} ./ 美ーー味ーーいーーーぞーーー!!
          ~~~ }/-' :}  / く,
             // :;`-,,,>、 ゙、 /
             ソ :::::'; `;::゙i, ゙i、  ,,,--'''  ,,,---'''''
_,/\i--───--イ  :::::`;  `;::゙i  ゙i,,,-──‐‐-,--─────''''''''''''''' ̄ ̄ ̄
::::::::::::::::::`ー、;;;;;:::::::::::::::::~`ー、;;;'  `;:::゙‐、   ~~~^ /::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::~''''-、;;;;:::::::::::::::~'-,, `;:::::゙ー‐'''''~~~;゙:::::::|\
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、:::::::::::::::::::ヽ       ,;'; ;:;.  l  \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::`=,,_    ,':; ;::;  t、  \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`;::::::::::::::::::::`; ~'-,,  ''  "  ヽ   \




この肉のキメの細かさに脂身の旨味!!
そして肉そのもの深い味を際立たせる!
このいい塩梅!!


本当においしゅうございました

ついでに作った浅漬けと味噌汁がまた嬉しい美味しさで
ビール大好きなこの下僕が
館を開ける事無くご飯をかっこんでしまいました

正直この旅で食べた『豚肉料理』の中でしたら
手前味噌ですが一番美味しかったです

やっぱりあれですねえ
料理は最終的に食材ですねえ

あまりに美味しかった為
食後しばらくボケーっとして
『世界の皆が美味しいもんを三食食べればこの世から争いはほぼ消えるだろうな』
なんて哲学的なことを考えたりしてしまいましたよ

さて良い物を食って気合が入った所で
行くべき場所の情報を集めるとしますかなー


<<本日の写真>>
そんな訳で市場をこんな市場を散策していたら
R0027875.jpg
イベリコ豚を見つけてしまった訳です

ちなみに海にも囲まれているスペインは
結構海産物も食べます
R0027876.jpg
ここバルセロナは海に面しているので
鮮度も中々に見えますね

そして帰宿いたしまして
R0027881.jpg
イベリコ豚をレッツクッキング

開けてしまうと荷物管理が面倒だったので
死蔵していたクロアチアはストンの塩
遂に封印を解いてしまいました
R0027879.jpg
正直この塩だけでも
酒が飲めそうな感じで良い塩だったりします

んで完成
R0027883.jpg
イベリコ豚のポークステーキと和風膳!
ちょっと写真がいい加減なのは
待ち切れなくて一枚しか写真を取らなかった為だったりします

本当に美味しかったです


ついでに街角で見かけた面白パフォーマー
R0027874.jpg
ちょっと波紋使いっぽい雰囲気です



_______________________以下下僕よりコメントお返事 ______________________

>>riさん
正直心臓が止まるかと思いました
『金』『パスポート』『体』が旅先での必須三種の神器なので
笑えない結末にならなくて
本当にほっとしましたよ


>>yuさん
ハラハラをお楽しみ頂けている様で
本当にありがとうございます

いや真面目に話きっつい事があっても
『あ!このネタブログで使えるじゃん』と言う
前向きなマゾ精神で生きている
下僕でございましたよw

テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行

  1. 2011/02/08(火) 09:33:30|
  2. バルセロナの下僕
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

リベンジバルセロナを目指しトラブルジャックポット(ただし小銭)

遂にこの旅も最終月に入ってしまい
恐ろしい事に『帰国』の二文字を念頭に入れて
行動する日々が始まってしまいました

皆様ブエノス・ディアス

まあ常識的に考えれば
『家に帰るまでが旅である』と言う基本中の基本の概念を
今の今まで脳裏に浮かばなかった事自体問題だったのだなあと
そんな事に今更ながらに気が付いている下僕でございます

旅終了まで後20日!(含む飛行機での移動時間)

さてはて
今現在ボスと下僕はマドリッドより8時間ほどバスに揺られまして
何故か再びバルセロナに来ております

いや実際はバルセロナ自体にはそんなに
来る理由がある訳ではないのですが
この後に行く予定であり
実はこの旅を始めるにあたって
どうしても行きたかった場所への足がかりとしまして
またこの街に戻ってきたのですね

まあ前の短期間の滞在で
行き損ねたところであったり
タイミングを損ねてしまったボスのバルセロナレポートの件でも
来ること自体には問題は無いのですけどもね

そんな訳でマドリッドの爛れたBAR生活を脱出し
約1ヶ月ぶり移動だった訳だったのですが

まートラブりましたわー

基本的に9割以上は自業自得なのですが
久しぶりに旅の醍醐味と苦悩を味わう一日でしたよ

まずこのトラブルコンボの予兆は
マドリッドの宿から地下鉄駅からバスステーションへ向かう
その始めの一歩から起こりました

マドリッドの地下鉄は距離に関係なく一律1ユーロ
されど下僕の財布の中にには小銭なし
ってんでしょうがなく50ユーロを券売機に突っ込み
切符を一枚買いますとまずは出てくる切符
そしてお釣りを待っていますと

ジャラ!ジャラ!ジャラ!ジャラ!!
と券売機から何故か響くフィーバ音

何事だと良く見ますと
ユーロコインがジャックポッドのごとく
大量に券売機から吐き出されるじゃあーりませんか

つまりあれです
お釣りの49ユーロが全て
1ユーロと2ユーロで出てきた訳です
おかげで


     ,, - ―- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }
  ヾ|!   ┴’  }|トi  }  このぶんだと
    |! ,,_      {'  }  そうとう小銭を溜め込んで
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、   みたいだな
    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \   小銭入れの中がパンパンだぜ
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|  ←下僕財布
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / |


といった
憎い人間をそのコインの塊で撲殺して
その後使う事で凶器抹消が出来そうなほど
ユーロコインを手に入れた下僕

この時点でちょっとウンザリしたのですが
まあこんな事もあるだろうと
バスターミナルに向かいました

さて小一時間かけて到着したバスターミナル
事前調べでは後30分ほどでバルセロナ行きのバスが出るはずと
ターミナルの電光掲示板を眺めていたのですが
予定時間の区分を見ても
どう見ても『バルセロナ』の文字がありません

どうなってんだこれ?と不審に思い
ターミナルにあったツーリストインフォメに聞いてみますと

「ああバルセロナ行きはこのターミナルじゃなくて
別のターミナルだよ」
とのお答え


…………




        _,. --─--- 、_
     ,. '´  _ --ニ二二`ヽ、
    /   /  _,.-'⌒ヽ,ノ``'ミ,、
  ,.'   /  /  ,,イ゛\ /入、ヾ,
. /  / // -‐''"_ ヽ l l′/`_''l}
 '  / ,.イii/ /∠´ `ヾ' l lレ''´ ヾ
   / ,.' ii/u i{,_,,  ゜ }! l li{,_,. ゜ }←下僕
.  / /ii i/u uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ
 ,' /-、 i| u    ' ' ` ,__〉〉  |
.  /l 「ヾ'i|   ,.r‐     `'U'U_,ィ}|
 / | ー}.l| /,r 'T"丁~|~ | l|'|
 }i iト、}( l! ,イ  |__,∟ ⊥ _|__,l|.ト、
 `i iiiハ `| i l_/       _,ノノ|| \
.  }iij. |. l |Y/      ‐┴''" ||\ \
  ゛l!  | l|. 仁   _,__      ||  \ \
  /   | |l lニレ'´     `ヾ'、  ||   \ \    『バスターミナル間違えたーーー!!!』
  /   |. |ヽ 「]、       ヾ>、||     \  
/   .|  |. ヽ`「ヽ        }H|\
      |  |  ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐||  ` ー─
   u  |   |  \`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
      |   |    \ `~~~ /
       |    |    `-──‐′



なんと言う失態……っ!!
これが旅を2年以上続けてきた物の……っ!!
失策としてはあまりにお粗末……っ!!

と脳内のカイジが叫んでいました(AA略)


そしてここから正しいバスターミナルに向かったとしても
確実に予定のバスには乗る事は不可能なこの現状

更に問題なのが
大体の時間であれば1時間毎に出ているバルセロナ行きなのですが
この時間だけお昼休みを挟むのか
2時間ほど次のバスが出ない魔の時間帯

そんな訳で正しいバス停にて
遠くの方をぼけーっと眺める事2時間弱

そしてとりあえずはバスに乗り込む事に成功
(価格:28.5ユーロ)

出発時間は13時
到着予定時間は21時

この時点で
夜の時間に宿探し確定
と言うかなりの憂鬱の種を抱え込んだ訳ですが
じたばたしてももう仕方が無いので
バス内不貞寝を決め込んで居ましたら
結構体感時間としてはあっという間にバルセロナに到着

まあ風景はバスから見た夕日やらの風景が
結構綺麗だったもので機嫌が直った下僕
さあ宿に向かおうと
開きましたはメモ手帳

今日は週末土曜日

宿が取りにくくなっている事は
流石にラーニングしてる下僕でございます

そんな訳でいくつかの宿のネットでピックアップして
片っ端から電話で『空室状況』を聞くのが得策と
公衆電話で作戦を実行した訳ですが

1件目:満室
2件目:電話にでんわ
3件目:電話番号が使われていませんよ的なアナウンス

………
何この悪夢?

ここまで着たらしょうがないと
ネット上では空席がある宿なのに
何故か電話番号か書いてなかった宿に
直接突貫をかけたのですが

「あーゴメン今日は宿の1周年パーティだから満室」
と言うな無慈悲なお答え

何そのクリティカルバッドタイミング

下僕の
「この際共有スペースのソファーでもいいんだけど……」
と言う必死の交渉もむなしく宿を追い出されました

その後パーティ中の「この宿の周りにも宿があるよ」
と言う宿のあんちゃんの案内を希望に
小一時間探し回ったのですが

あんちゃんよ……
確かに『ホステル』はあったけど
一泊35ユーロとかは無理なんだぜ……

と途方にくれているとうちに時間は遂に深夜の23時
これ以上外を歩き回るのは
精神的にも肉体的にも限界

こうなったら最後の望みと
前にバルセロナに来た時に訪れた宿に向かってみました

ちなみに何故この宿に最初に訪れなかったと言うと
朝にマドリッドで調べた時点で満室判定が出ていたのです

ただ宿の雰囲気として
最悪共有スペースでの睡眠は許してくれそうだった!!

と言う淡い希望のと言う願望で
前の宿に着きましたのは夜中の24時10分

そしてもはや捨てられて
冷たい雨に打ちひしがれる子犬のような気分で
「空きベットある?」とレセプションで聞きますと
「ああ勿論あるよ!」

と後光の差すようなご回答



.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/l.:.:.:.:.:.:.:.:/ __,.才´i            `ーl.:.:'r 、, _ \.:.:.:.:.:.:.:.i、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ L;.:.-‐:.7´   |:.:l             l.:.:l    `¨ヽー- ⊥_l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ'´|.:.:.:.:.:.:/     .|.:.l             l:.:!      ヽ.:.:.:.:.:l. l`:ー.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/  |.:.:.:.:./     |.:!              l.:}       ∨.:.:.:l  l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:/   」:.:.:./ ̄゛二二|ナヽ           -‐レ'¨_ 二二ニ ,ェヤ=寸ヲ,l.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:/ラ三_F_テニヱエエニミェ、           ,zェニ斗-‐f┴¬弋.斗7 l.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.
:.:.:.:.:.:.:.:l ムィ'´ |:/  __,ノ:::::::::::::Y             i..-一T'":::::::::::::::∧,イ  l.:.:.:.:.:.:.:l:.:.
:.:.:.:.:.:.:/  \ lム./:::/| ::::::::/K:i /  /  /  / |::::::/l:::::::::lヽ::::::/ X|  ,l.:.:.:.:.:.::l:.:.
.:.:.:.:.:.:,'ヽ    ∨..._l ゝ:::イ ノ,(´)  /  /  /  (`)ム、ゝ:::イノ::::メ_....、 / l.:.:.:.:.:.:l.:.:.
.:.:.:.:.:.l  O o (´   ,>-‐ i' ´    /  /  /  /  /  `i`''ー-(    )O ,l〇.:.:l:.:.:.
.:.:.:.:. lヽ 丶  `¨´  /  /  /  /  /  /  / i    `i¨´ l  l l.:.:.:./:.:.:.
.:.:.:.:.:l  `l ',   i     i          '          i     i  l 丿.l.:./:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:l  ゝ、',  i     i                      i     i   !   ,l/.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.: l、_   l  i     i        ___        i     i  l__, イ.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ:.:.:l.:l ,>ー┤  !      !    ,ィ'´ ̄      ̄`ヽ、    i     i /  助かった…(注:下僕はこんなに可愛くは無い
.:.:\l:.l| : : : : ゝ、i     i    (  _,. -‐‐-- 、_,ノ ノ       i,ィ'/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.l|: : : : : : :>、,    i   ヽ `´               i   , < /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.|: : : : :/: : : >、, i                   _,i イ´: : : : `ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : /: : : : /: : : : `>ー- 、______,.  ィ' ´: : : : : : |: : : : : : : : : \.:.:.:.:.:.:.:.:.



何でも夕方に大量にチェックアウトの方が居たようで
何とかバルセロナの夜を野宿する羽目にはならなくて済んだようです

さて方を撫で下ろし喜色満面の下僕
ウキウキとチェックイン作業をしていたのです……

んで宿のあんちゃんに『パスポート出して』と言われたので
いつもの隠しポケットをまさぐったのですが


無い
いつも入れているポケットに
パスポートが無い

ええええええええええええええええええええええ!!?


ちょっとまて笑えな笑えない
ヤバイヤバイヤバイ
ぎゃーーーーーーーーーーす!!

とレセプションで顔を真っ青にして探しましたら
いつものポケットとは違う場所から
アイラブパスポートがこんにちわ

多分アレです
前の宿の時に適当に突っ込んだんですよね下僕

いやーー
本気であせりました


まあ結果としてみれば
それほど問題の無い一日だった訳ですが
下僕的にはしんどい一日でしたよ

ともあれアレです
もう二度と
週末には宿探しをしない様にしようと
本気で心の底から誓った下僕の一日でございましたよ


疲れた・・・・


<<本日の写真>>
お休み

テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行

  1. 2011/02/06(日) 09:36:51|
  2. バルセロナの下僕
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美術館と街の雰囲気

『有名な 芸術家をば 配すこの国 それを支える ケセラセラ』
遂にこの旅における最後の月に入ってしまい、来月の今頃はもう日本になる訳だが、
どうにも実感が沸かないものであるなあ。
やっぱりあれである。
2年と8ヶ月ほど我々は放浪してきた我々にとって、
もう旅そのものが我々の中で『日常化』してしまい、
むしろ帰国する事が『非日常』になってしまっているのだろうなあ。

皆様おはようございます、である。

我輩はともかくとして、下僕が帰国後に日本にコミット出来るかどうかが、
割と真剣に心配な我輩である。

ヤツ曰く
『街に出たら回りが全部日本人とか……日本怖いお……』だそうだ。

さてそんな社会不適合者は放置するとして、そろそろこの街の我輩レポートである。

まずこのマドリッドで嬉しいのは、この街に存在する美術館であろう。

特に絵に教養が無い下僕でも名前だけなら聞いたことがある『ゴヤ』やら『ルーベンス』、
更には近代印象派の巨匠である『ピカソ』や『ダリ』と言った、
まさに綺羅星の様な有名画家の絵画が、この街の美術館には多数収めれており、
更に嬉しい事にそのいくつかは夕方よりなんと入場が『無料』になるのである。

そんな訳でこのマドリッドでの我輩と下僕の、
一般的日常はスタイルは以下の通り。

昼前に起きる
→BARでブランチ&時間つぶしに一杯
→ほろ酔いの好い気分で美術館散策
→閉館時間まで粘りかえりにまたBARで夕飯&一杯
→帰宿 


と言ったかなりご機嫌な感じの日々であった。

特に我輩と下僕が気に入り、何回も行ってしまったのが『ソフィア王妃美術館』

こちらは基本的に俗言う『近代印象派』の作品を多数所蔵しており、
ロマン主義やルネッサンス的な写実主義の絵もまあ嫌いではないのだが、
やっぱり我輩のような浅学な身としては、直感的に分かる印象派の作品の方が、
R0027492.jpg
(作:Angeles SANTOS TORROELLA 題名:『A WORLD』)
楽しかったのである。

こちらはシュールレアリズムの大家、サルヴァドールダリの立体物。
R0027512.jpg
(作:ダリ 題名をメモする忘れました、確か『窓』だったような気がします)
ちなみに他にもダリの有名な絵画がいくつもあったのだが、
絵自体がもう何と言うか『気持ち悪すぎて目が離せない』と言うか、
『何度見ても脳が認識エラーを起こす』と言うか、
『写真に取って記録する事を拒否したくなる』と言う感じだったもので、
写真はこの立体物しかない。

こちらは何とも色っぽい一枚。
R0027579.jpg
(作:Jolio ROMERO TORRES  題名:Manala (Sketc for advertisement)
タバコを燻らせる姿が何ともかっこいい。

こちらは分かりやすく『印象派』な感じ。
R0027485.jpg
(作:Juan GRIS 題名:Retrato de Josette Gris)
ダークな感じがクールである。

これなんか完全に、
R0027490.jpg
(作:Francis PICABIA 題名:The port)
現代のイラストとしても見れそうである。

ちなみに下僕がノーマークで気に入ったのがこちら。
R0027588.jpg
(作:Joan MIRO 題名:Woman and Dog Beneath the Moon)
何でもシュールレアリズムの中でも特に自由奔放な作品を残した事で、
このジョアン・ミロさんは有名らしい。
下僕的には『家に飾りたい一枚』だそうだ。

さて、このソフィア王妃美術館は館内での絵の撮影が許可されている訳だが、
その中で唯一接写が許されていない作品がある。
それはキュビズムの創始者が書いた一枚の巨大な絵画。
スペインの北部の街になされたの空爆に対すると、戦争そのものへの怒りが篭っていると言われる。
R0027516.jpg
(作:ピカソ  題名:ゲルニカ)
そう『ゲルニカ』である。
ピカソの代表作とも言われるこのタペストリー。
始めて見た時は下僕は、口を半開きにして小一時間も眺めていたそうであるが、
確かにこの絵は物凄い迫力がある。

しかもその迫力がなんと言うか我輩には『空虚』な迫力と言うか、
戦争と言う行為から一切合財の美意識とか意義とかを抜き取ると、
『こんなに戦争は無意味で無価値で滑稽である』と、
戦争そのものを馬鹿にしたような感じがしたな。

余談だが、にこれ以上絵に近づいて写真を撮ろうとすると、
絵の両脇に立つ警備の方にエライ勢いで怒られるので注意が必要である。

ちなみに、他にもピカソの作品は何枚も展示されており、そっちは撮影可能。
例えばこちらは、
R0027500.jpg
『ゲルニカ』の元絵となったと思われる絵。

こちらはピカソが良くモチーフにしたと言う、馬の顔。
R0027581.jpg

そしてこちらが、頭蓋骨。
R0027577.jpg
しかし写真やテレビじゃ絶対に伝わらない、
この本物が持つ『凄み』と言うのは何なのだろうなあ。
こういった生な驚きがあるからこそ、旅は止められないなんて、
そんな事を思ってしまうなあ。

こちらはキュビズムが分かる一枚。
R0027585.jpg
下僕はこの絵を見て漫画バカボンの『ピカソなのだー』と言う話を思い出したそうだが、
だとすると逆説的に赤塚不二夫先生は、冗談抜きにキュビズムを理解していたのかもしれない。

さて、美術館巡りも終わり市内を散策してみるとこんな宮殿が、
R0027652.jpg
何でもヴェルサイユ宮殿育ちだった王様が、イタリアとフランスから職人を呼んで建てた物らしいのだが、
R0027658.jpg
何と言うか本当に漫画や映画に出てくるような、本当に『宮殿』である。
R0027678.jpg
電灯まで何とご立派な事か。
R0027667.jpg
ちなみに王宮内に入ることも可能なのだが、
R0027666.jpg
内部の殆どが撮影禁止なのが非常に残念に思えるほど内部は立派で、
まさしく『絢爛豪華』と言う言葉が似合うつくりになっていた。

なお余談であるが、基本的に内部はとても警備が厳重で、
中の物には殆ど触れないようになっているのだが、
タイミングよく内装工事の方が廊下に出ており、
多分エライ高価と思われるイスに内装のおっちゃん達が座っていて、
下僕もそのイスに座らせてもらったそうだ。

また宮殿周りを警備する警察の方も、
R0027681.jpg
馬に乗って警邏しており、非常に絵になる感じであるなあ。

さて、更に市内を散策してみると、
R0027741.jpg
今度は建物にぐるりと囲まれたお洒落な広場に到達。

ここでは毎日のように画家の方であったり、
R0027745.jpg

こんなちょっと笑ってしまうパフォーマーな方が居たりするのだが、
R0027743.jpg

この日は幸運な事に青空の下で、
R0027752.jpg
情熱のフラメンコを踊っている方と遭遇。

前に下僕も書いていたがこの国は基本的に、
R0027748.jpg
芸術とか大道芸とかそういった物が、
もはや遺伝子レベルで刷り込まれており、
だからこそ失業率やら不況やらでも暗くならないように思える。

無論旅人の無責任な感想なので怒られるかもしれないが、
R0027686.jpg
市内そこもこの建物も美しく、
R0027721.jpg
なんと言うかいい感じで『気取っている』のも含みでこの国の文化だとしたら、
正しく『芸術が人を明るくしている』と言うそんな国なのかもしれないなあ。

さて、長居したマドリッドであるがこれ以上は日程的にヤバイ。
早急に近日中に移動するぞ下僕よ!!

ん?どうした下僕?
R0027694.jpg
いつもの癖でもう飲んでしまったから無理とな?

・・・・・・・・・・(黙って親指を下に向けるボス)




_______________________以下下僕よりコメントお返事 __________________________

>>ねこまねさん
宿の人は6割くらい英語が通じますね
BARでは2割くらいでしょうか
ので厳しいっちゃ厳しいですけど
そう言うときは指差し&顔芸で何とかしてますw

あとドイツは行った事が無いので分からないですねー


>>うおおおおぉぉ・・・・スペイン行きたい・・・
生ハム以外に何か衝撃の受ける食事ありました?

とりあえずBAR文化が楽しく美味しいですね


>>Rarpin02さん
生ハム美味いよ生ハム


>>センター前に喝を入れられた者です(笑)さん
こんなブログ見ている暇があったら追い込み頑張れ!!(挨拶)
いや本当に頑張ってくださいね
日本は今風邪が流行っていると聞きます
無理して風引く位なら無理しないで健康体で受験に望む方が
ベターだと思います

ともあれ残す所僅か!!
フレー!フレー!!


>>にしやんさん
いや本当に『しかたなく』なんですよ?
あはあはははー


>>hiyokoさん
今の日本に一番必要なのはラテン魂!!(キリッ


>>トンビさん
ブログを見ている暇があるのな(ry

そうですねえ確かに小顔でスタイルの良いおねいさん
言われてみれば結構いらっしゃいますね
ただ可愛いと言うよりも綺麗な感じの方が多いかもしれんです


>>higatterさん
フィレンツェ行かれた事があるんですね
あの街はいい街でした
いつかまた行くぞーー


>>mio_Fさん
確かに不景気とか関係無しにBARで言葉が通じたら
奢ってくれそうな雰囲気はありますね
ただ英語殆ど通じないんだよなあ・・・w

とりあえず就活が無事に終わったら
旅に出ちゃえばいいじゃない(無責任

と言うか休学しちゃって
放浪しちゃえばいいじゃない(もっと無責任

テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行

  1. 2011/02/04(金) 11:58:57|
  2. マドリッドのボス
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