注:前回の記事に引き続きまして
今回の記事も『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部
『黄金の風』を踏襲しております
ので
ジョジョが分からない人は置いていきます
未読の方は今からでも全部
それが無理でしたら5部と言われる
47巻~63巻をお読みになりますと
今回の記事が数倍~数十倍はお楽しみ頂けますので
まずは既読の状態になることをおススメします
なお後編は冒頭より
茶番事件が始まりますので
ご了承ください
『人の記憶 歴史の記憶 物の記憶 全てを備えた ローマの記憶』
下僕が我輩の目の前で『矢』に手の甲を貫かれ、
奴が驚いている間に我輩にも急激な睡魔が襲ってきた。
どれくらい時間がたったのだろうか?
気がつくと目の前には、いつも以上にぼんやりした顔の下僕と、
その下僕に持ち運ばれている、人語を解す亀がいた。
その人語を解す亀であるが、どうも下僕の魂が中に入っているようであるのだが、
起き抜け早々大声で我輩を呼ぶのは辟易してしまった。
まあ、我輩が基本無敵だと何度下僕言えばよいのだ、全く。

我輩にはこれくらいの余裕があったのだ、それなのに取り乱すとは、
下僕としてまだまだ修行がヤツには足りないようだな。
さて、我輩としてはこのままでもあまり困らないのだが、
下僕が亀になってしまった事とは、これからの旅において有益ではない。
恐らくこの現象は、下僕の貧弱な精神が『矢』の効果によってレクイエム化したからに違いない。
ならばそのレクイエム化したヤツをぶちのめせば、問題は解決なのだが……

このレクイエム、ふらふらと動いているように見えて、捕まえようとすると、

ワープして飛んで逃げるという、何とも面倒な能力を持っているようだ。

おのれ!!遂にコロッセオの敷地から出てしまった!
どんなルールで逃げているか知らんが、取りあえずは追跡だ!

亀の体とて、肉体には指示を出せるのだ、気合入れろよ、下僕!

ぬう……ちょこまかと飛びおって……
しかし分かってきたぞ、このレクイエムは一回の移動で2m~数十メートルしか飛べず、
しかも何かのオブジェクトにしか飛べないようだ。
む?!ここは!!?

有名な真実の口か……

よし追い詰めた!!捕獲だ!!

ボラァァァア!!
むっ?!!手ごたえが無い……

クソ!!また逃げられた!!

下僕の精神だけあって、逃げ足だけは速いな貴様は。
ここまで我輩をコケにするとは、いい度胸ではないか……

こうなったら地の果てまでも追い詰めて、ラッシュを叩き込んでやるぞ……
今度はここか、

ここも有名な宮殿、ヴェネチア宮殿か……
ふっ!!馬鹿め!!

上の展望台は行き止まりだ!!ここで引導を渡してやる!!
なん……だと……またワープだと……

この先にはオブジェらしきものは無いのに……
くっ!!しまった!!

クリスマスツリーという巨大なオブジェがあったか!!

おのれ!逃がさんぞ!!

またワープし、今度は向こうの道路の向こう側か……
何か先ほど突き止めたルールに加えて、もう一つルールがありそうなのだが、
何より必ずワープ先は視界内なのが腹立たしいな、このレクイエムめ……

今度はここか……

コインを後ろ向きに投げて泉に入ると、
再びここローマの訪れる事が出来ると言う『トレビの泉』

そして、レクイエムを発見したのだが、

また逃げられてしまったのだが……
なるほど……分かってきたぞこのレクイエムのルールが!

まあ、折角来たのだ、ついでにコインを投げ込み、

追跡を再開と行こうか。
ふふ、いくらでも逃げるが良い、

貴様の逃走ルールは分かっている、

ワープしたあと、必ず視界にいるのは挑発でなく。

『視界の中』にしかワープ出来ないのだな!!
そして!我輩はむやみに追い回していた訳ではない!!

この!!ディアボロがジョルノに始末されたこの橋!!
サンタンジェロ橋に貴様を追い込んだのだ!!

この左右が川で挟まれた場所なら貴様は、

前後方向のオブジェにしかワープ出来ないっ!!
そして!!この橋には!!

下僕を待ち伏せさせておいたのだっ!!

これで我輩と下僕、二人の視点の交差点にはオブジェクトは存在せず!
貴様はワープで飛ぶことが出来ない!!

掴んだ!!
さあ、お仕置きの時間だ……
アリアリアリアリアリアリ!!
アリアリアリアリアリアリアリ!!
アリアリアリアリアリアリアリアリ!!
アリ、アリーヴェデルチ! (さよならだ)ふう、流石に下僕の脆弱な精神だけあって、防御力はないな。

『矢』を残して一時的消滅したようだ。
この『矢』、このままにしておく訳にも行くまい、
我輩への『運命』からの『贈り物』として回収だ。

さあ、下僕手伝え。

うおおおおおおおおぉぉぉ!!
『矢の力』が流れ込んでくるぞーーー!!

これで矢の力は永遠に我輩の物だーーー!!

やはり『真実』からの『誠の行動』をつかさどる我輩は、矢には拒絶もされなかった。
さて、これで下僕も亀の体から自分の肉体に戻れたのだ、
このローマを後にして、次なる街に向かおうではないか。
ん?どうした?下僕?
ふむ、自分の肉体に戻った瞬間に我輩のラッシュのダメージが来たとな?
まあ、あれだ。
必要な犠牲であったのだ、気合で傷を治し、さっさと移動するぞ。
__________________________________________________

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ スタンド:ヒツジゲボクレクイエム .┃
┃ 本体:ひつじのボスの下僕 ,┃
┣━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┫
┃破壊力 -なし .┃ . スピード -なし ┃射程距離 - A ┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┫
┃ 持続力 - A .┃ 精密動作性 .E. ┃ . 成長性 - D ┃
┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┫
┃矢を持って逃げ回るだけのスタンド。 ┃
┃触れようとすると、観測者の視界の中にあるオブジェへ向けて ┃
┃2m~10数mワープする ┃
┃観測者が複数いる場合は、その視界の交差地点しか移動できない.┃
┃なお、下僕と亀の魂が移動したのは、矢にこめられたコロッセオの ┃
┃記憶でこのスタンドの力ではない ┃
┃本体の持つ『いつまでもフラフラしていたい』と ┃
┃いう思いがレクイエム化したスタンドである ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2010/12/21(火) 05:28:15|
- ローマで黄金体験
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注:今回の記事は『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部
『黄金の風』を踏襲しております
ので
ジョジョが分からない人は置いていきます
未読の方は今からでも全部
それが無理でしたら5部と言われる
47巻~63巻をお読みになりますと
今回の記事が数倍~数十倍はお楽しみ頂けますので
まずは既読の状態になることをおススメします
なお後半より
茶番事件が始まりますので
ご期待下さい
またいつもの書式と微妙に違ったりしますが
特例としてお楽しみ頂けたらありがたいです
あなた・・・『覚悟して来てる人』・・・ですよね。
このブログを見ているって事は
逆にこのブログ内容が分からないかもしれないという危険を
常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね・・・
イタリアはローマに到着して早5日
時間が全然足りず
エライ日々の濃度の高さになってしまい
充実する反面いつまでこのテンションが続くか
ちょっと心配になってきますね
皆様ボンジョルノ
日々の観光
ブログの更新
両方やらなければいけないのが下僕のつらい所だな
とそんな事を感じる日々の下僕でございます
覚悟は出来ているか?
下僕は出来ている
さてこのローマに到着してまして
何が楽しみであったかと言えば
『ローマの休日』でも『グラディエーター』でもなく
下僕とボスにとっては
『ジョジョの奇妙な冒険』なのです
具体的に申しますと
ジョジョの奇妙な冒険第5部
『黄金の風』の舞台がイタリアで
その最終戦が行われたのが
ここローマなのです
んで
そんな訳である種聖地巡礼的な趣を含めまして
コロッセオに向かったのです
ここには何故か
下僕もボスも惹かれる何かもありまして
ウキウキしながらも地下鉄を降りまして
まずは最終バトルの前哨戦
せッコとブチャラティの戦地を巡礼

向こうに見えるはコロッセオ
『コロッセオって殺ッせよ聞こえるよな~英語の先生よ~』と

歩くのも非常に楽しいです
この電灯はあれですね

ブチャラティがスティッキーフィンガーズでバラバラにして
セッコを欺いた電灯なのでしょう
そして遂に到着しましたコロッセオ

ちなみに原作の通りにバス停はありましたが
ブチャラティがつまずいたガードレールはありませんでした
うーんしかし大した建物ですねえ

ボスも思わずポージングをしてしまいます
また普通の方に有名なのが
やはり『グラディエーター』だからでしょうか

こんな写真撮影の方々もコロッセオ周りに沢山いました
と言うかこの後わかることなのですが
ローマ市内の遺跡っぽい場所には
大概こんな格好の方々が居て
記念撮影商売をしております
たまに暇な時に携帯やらのデジモノを
この格好でいじっていたりするので
ちょっとプロ根性が足りないと下僕は思ったりしましたよ
そして驚いたのがこんな『ジョジョフィールド』に

危ないぞ貴方!!
ジョジョ世界において猫は
バーガーにされたりジュースにされたり
草にされたりするんだぞ!!
気をつけろ!!
とキャッキャと楽しみながら
コロッセオの周りを一回り

あ!!あの場所は!!

ポルナレフがジョルノ一行を待っていたルーフだ!!
ちなみに入場料は12ユーロですが
コロッセオは時間によって
チケット売り場がエライ混んでいるので

別の場所でチケットを買ったほうがベターです
さてコロッセオ内ですが

流石に数百年の歴史を重ね

『コロッセオが無くなる時はローマが滅ぶ時だ』と

言われるだけの事はあるこの大迫力

ちなみに半地下になってしまっている
このグリーンデイは無い青い草が生えている場所は
昔剣闘士やら猛獣やらの控え室があったろ所らしいです
では何で今はむき出しになっているかと言うと

コロッセオ自体が建材として
色々ひっぺがされてしまった歴史があるそうで

今のこんな姿になったのだそうです
なんというかあれですねえ
ピラミッドと同じ感じで完成時と今の姿では
少し違うんですねえ
ああ!!この階段は!!

ディアボロが登ってきた階段か!!
と言う事はこの辺のルーフに
ポルナレフが居たのか……と感慨にふけりながら
手すりにもたれていると
手に激痛
何ぃぃぃぃぃ!!!矢はジョルノが保管しているはずなのに!!

何故今ここにあるんだぁぁぁ!!
はっ!!? まさかこれはコロッセオの記憶!?
だとしたら不味い!
レクイエムが発動してしまう!!
下僕の脆弱な魂ではレクイエムを制御出来ない……
うっ……急に強烈な眠気が……

このままではレクイエム暴走してしまうのに……

……ZZZZZ
は!!?
レクイエムは発動してしまったのか!!?
と走ろうと思っても思うように進まない
何と魂が入れ替わってしまったのだろうか……?
OH!!!!SHIT!!近に偶然居た亀と魂が入れ替わってしまったぁぁぁ!!
しかしこの亀の魂はかなり頭がいいらしく
下僕の肉体を指示の通りに動かしてくれた!
取りあえずの移動の心配は無くなった訳なのですが……
ハッ!!?
ボスが居ない!!!どこですか?!!ボス!!?

返事をしてください!!

いやな予感がするぞ……
まさか……
どいてくれ……
下僕を前へ……

じゃまだ……どいてくれ…
・・・・・・・・・・っ!!!
ボーーーーーーーーーース!!!
/└────────┬┐
< To Be Continued... | |
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- 2010/12/20(月) 07:39:13|
- ローマで黄金体験
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