『アドリア海 そこに浮かぶは 真珠の名 歴史を重ねて なおも輝く』
先日まで滞在していたドゥブロヴニク、
アドリア海に抱かれ、二つ名は『アドリア海の真珠』とまで呼ばれるこの美しき町並みは、
中々に目を楽しませてくれるものであった。
皆様こんばんは、である。
遂に我輩のレポートが、国をまたいでしまっている事に
少々苛立ちを覚えない事も無い我輩である。
まあ、今回のレポート遅れについては、
下僕も少々無茶なスケジューリングをした結果であるので、
下僕への叱咤罵倒等を、読者様にによろしく頼むしだいである。
大体において、いくつかの国で沈没なんぞをするからこんな事になるのだ、全く。
そのような訳で一つ国を進めてしまっている現状であるが、
下僕の1ビットの脳みそが忘れてしまう前に、
我輩のドゥブロヴニクのレポートである。
まずこの国に南から到着するとまず上から望む、この旧市街。

この美しき町並みそのものが世界遺産な訳なのだが、

調べてみると、これがまた結構複雑な成り立ちの街なのだそうで、

実は周りを囲む『ネウム』と言う港を、ボツニア・ヘルツェゴビナが回廊の様に、
飛び地として統治している為、実はクロアチアとは陸続きでは無いそうである。

かといって、ユーゴの悲しい歴史を彷彿とさせるものは、全く見当たらず、
この上なく平和であり、この情報も後ほど調べるまで、全く気がつかなかった。
さて、この旧市街に入る訳なのだが、大体旧市街と言う奴には必ず入り口に、

こんな石造殿が睨みを利かせている。
多分であるが、この街の守護聖人殿だったりするのであろうな。
そして、内部入ると広がる白く広い石畳と、整然とした町並み。

流石『世界遺産』の名に恥じない、立派なものである。

しかも時期的にクリスマス前だから、

ツリーであったり、

サンタなご婦人方いたりして、

非常に楽しい感じである。

しみじみと、クリスマスと言うのは、西洋の者なのだなあ、なんて思ってしまった。
さて、この街は高い塀、とそれに囲まれたアップダウンの激しい街であり、

その高低差もまた、この街のグラデーションとして一役買っている。

こんな坂も結構そこら中に存在し、

下僕的には、しっかりとこの町を回るのが少々しんどかったようだ。
全く運動不足も大概にして欲しい所であるな。
さて、これも西洋に入ってから良く見るのだが、

この口から水が出る形の水飲みってのは、どうなのであろうな?
正直我輩的には、グロイように思えて仕方が無いのだが……
なんて我輩が思っていたら、下僕がニコニコしながら『もっとヒドイ物を発見した!』との報告。

これはひどい……
仮にもここは世界遺産の街の中なのだが……
なんでも下僕が情報を募ったところ、この家に住んでいた芸術家の『遺作』なんだそうだ。
芸術を言う言葉は便利であるなあ。
ちなみにこの街の外壁は登ることができ、そこからの眺めも素晴らしい。

まあ、この外周をぐるっと回るだけでも1時間半ほど掛かってしまい、
下僕的には半周したあたりで『お金払ってなきゃ途中で降りてやるのに』と。
しみったれ&軟弱な事をぶつくさ言っていた訳だが、

下僕よ、良く見ろこの美しき青を!!
ブドヴァの時も思ったがそれ以上のスケールと、

太陽と白い壁が素晴らしいコントラストを生んでいる。

また、街側の風景も中々だ、

しかし、今まで見た旧市街全てに共通している事であるが、
歴史ある街で、観光地であるにもかかわらず、今も尚街に人が住み、

市民の『街』として機能しているのと言うのが、

我輩的に一番素晴らしい事に思える。
なんと言うか、古い町の毛細血管たる路地に、

人の『いきれ』の様なものが流れるているように感じるのだ。

そしてそれが街の魅力だったり、
活力だったりそんな物とリンクしていると、我輩は思う。

まあ天使殿だったり、

教会だったりと言った物の力もあるのかもしれないが、
どうなのであるか?猫殿?

ふむ『日向ぼっこで忙しいから知らん』であるか。
なるほど失礼した。
さて以上で、我輩のドゥブロウブニクのレポートは終了だ。
次は今いるこの土地で、色々書こうではないか、下僕よ。
なに?強行軍の影響で書く時間の確保が難しいだと?
じゃあ死なない程度に寝ないで逝け。
自業自得だ、甘えは許さん。
_______________________以下下僕よりコメントお返事 ______________________
>>nackさん
それも面白そうなのですが
それをやってしまうとイタリアがローマだけで終わってしまいます……
>>yammerさん
ボスに……この『矢』を届けるんだ……
ボスの道に『栄光』が訪れるように…・・・
スポンサーサイト
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2010/12/18(土) 09:48:31|
- ドォブロウブニクのボス
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
本日のドゥブロウブニクの気温は
最高気温の0度の最低気温マイナス5度と
ふざけた気温で部屋内においてあったパソコンが
氷の様に冷たくなっておりまして
驚愕いたしました
皆様ドーバル・ヴェチェル
隙間風のひどい宿で朝がしんどい下僕です
道民が寒いにの強いと言うのは誤りで
ただ寒さに対する覚悟の入れ方が得意なだけで
特に屋内が寒い事には
本州人よりも弱い事を主張いたします
さてはて先日の事
ここドゥブロウブニクよりバスで小一時間ほど北に向かい
一昨昨日の記事の通りに
ストンという村に行ってきました
本当であれば一昨日に行く予定だったのですが
バスの時間がエライ中途半端で
結局先日に予定を変更する羽目になったのは
まあそれはそれでご愛嬌としまして
(おかげでエライタイトなスケジュールでしたけどね先日)
んでストンに無事到着し
向かいましたのは事前に調べた
目の前の海で牡蠣を養殖し
取れたてほやほやの生牡蠣を出してくれると言う
知る人ぞしるストンの隣1kmのマリストンにあるレストラン
VILA KORUNA こちらでは何でも
生牡蠣一個6クーナ(約80円)で食べられるってんで
この店を目指してこのストンまで来たのです
さてレストランに入りますとお昼時だからなのか
お客は下僕とボスしかおらず
店内を完全に独り占めの形で
テーブルに着席
さて牡蠣だ!と意気込んでメニューを見ますと
確かに生牡蠣を1個6クーナから食べられる様子
しかも他にも目移りするような
美味しそうなメニューが
しかも日本語でも書いてあります
うーんどうすべな?と悩んでおりますと
ウェイターのお父さんが
「お悩みでしたらこちらのコースがおススメですよ」と
トップページのコースメニューを指差しました
牡蠣のコースメニュー1:生牡蠣(6個)
2:牡蠣のクリームスープ
3:カキフライ(3個)
4:焼き牡蠣(3個)
5:カキグラタン(3個)
6:焼き牡蠣に6種類のソースをかけて(6個)あとパン
これで合計250クーナ
しかも今はランチタイムなので
20%オフですよというおまけつき
うん!!これでお願いします!!(思考5秒)
たまには美味しいものを食べるのも悪くないだろうと
ボスからのお許しを頂き
ついでに地元の白ワインをグラスで頂きまして
この素晴らしい牡蠣を堪能したのです
んでお味
,,
,, _,,,,,--‐‐‐----,,,,,,/i/i/.{
//''~ / / {
, // '''~ ,,-' l
/{ .,〃i i }
,, | { /ii. {,i゙ ' l /
)},! l' ' | /
/ニニ' }/
_,''-'' / /
,-' _,,,,_ // . /
,-' i´,-、vヽ } / /
/. /{ r--,==\ 、. | . /
,,,ニ´ / .| }:^、ヽ;;;;;_`、`、/ /
ー=,,,,,,,,,,,_ ,ノ ! i:::: `ィ't-ン ン~
{`、ヽ、,,_ ̄~~~''''‐-‐'´ / `-,;;;ニ'//
i `、,,,_`'''-、_,,,_ /{`-, ,-‐‐/ /
`、 `-、__  ̄~'~{ L}::::| } /
`-、 ~''''---'''~`i,/::/ } / /
゙-、__ ___,,,,::;;;|`'´ .} ./ 美ーー味ーーいーーーぞーーー!!
~~~ }/-' :} / く,
// :;`-,,,>、 ゙、 /
ソ :::::'; `;::゙i, ゙i、 ,,,--''' ,,,---'''''
_,/\i--───--イ :::::`; `;::゙i ゙i,,,-──‐‐-,--─────''''''''''''''' ̄ ̄ ̄
::::::::::::::::::`ー、;;;;;:::::::::::::::::~`ー、;;;' `;:::゙‐、 ~~~^ /::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::~''''-、;;;;:::::::::::::::~'-,, `;:::::゙ー‐'''''~~~;゙:::::::|\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~ヽ:::::::::::::::::~'-,'''-;;;;;;;-'''''''''´`';`;:}\\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、:::::::::::::::::::ヽ ,;'; ;:;. l \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::`=,,_ ,':; ;::; t、 \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`;::::::::::::::::::::`; ~'-,, '' " ヽ \
何だ!このコクに溢れた生牡蠣は!!
何だ!この濃厚なスープは!!
何だ!このカキフライは!!
何だ!この(以下略真面目にこの旅で食べたものの中で
3本の指に入るくらい美味しかったです
なんでもここの牡蠣は
世界オイスター選別会において
堂々の金メダルを取った事もあるって話なのですが
まー本当に美味しかったです
ここで記事を書いてる今でも
思い出しでよだれが出てくるくらいでしたよ
しかもこのストンは
塩田による塩の製作も昔から盛んってはなしで
地物の塩を使っているのですが
この塩もまた美味しい
正直パンにバターを塗って
この地物の塩をかけて食べるだけで
もう十分に美味しかったです
いやー合計で一食に3000円近く使ったのは
この旅でも今までほぼ無い経験ですが
その金額に一片の食いも無い感じでした(誤字ではないです)
もう下僕の中のクロアチアのイメージが
牡蠣の美味しい国になってしまう
それ位美味しい牡蠣でしたよ
ちなみに下僕の感覚だと
やっぱり日本人だからなのか
ソースやらチーズやらが乗っている牡蠣よりも
生牡蠣やカキフライと言った
素材の味が十分に分かるメニューの方が
美味しく思えましたね
いやそれでも他のメニューも
十分に美味しかったんですけどね
ただ一つだけ難点があるとしたら
このストンの位置とバスのダイヤでしょうか
ドォブロウブニクから日帰りを試みると
出発が10時45分で
帰りのストン発が19時
それ以外のバスが無いと言う
ちょっとした陸の孤島ってロケーションで
食後ストンの町をちょっと散歩した後
カフェで5時間に渡って時間を
つぶす羽目になったくらいでしょうか
え?城壁とかあるはずだから時間つぶせるだろう?
前日に雪が積もったほど寒いこのストンで
外で長時間行動なんぞ出来ませんでしたよ?(笑顔)
さて下僕的にこの国は十分に堪能したので
あとはボスのレポートに任せ
次の国に向かいますよー
具体的には今日のフェリーで
新たな国に入る
予定です
まあフェリーに乗れない可能性もあるので
その時はその時って事で一つお願いしたい
下僕なのでしたよ
<<本日の写真>>
そんな訳でバスに乗り

ストンの町に到着です

この目の前の海にて

牡蠣の養殖を行っているとの事です
そして世界牡蠣選別会でゴールドメダルを

受賞したとも言う
これを下僕は食べにわざわざ来たのだ!!

生牡蠣に!!
濃厚!!

牡蠣のスープ!!
味的にはクラムチャウダーの濃厚牡蠣味です
こっちも美味しかった

カキフライと焼き牡蠣
焼き牡蠣の方は日本人的にはちょっと焼きすぎな気もしましたがね
そして皆大好きグラタン(グランディス・タンクの略にあらじ)!!

身を食べた後の殻に残った汁を
パンですくって食べるのも絶品でしたね
んで多分メインの

6種類のソースがけ
いや美味しかったですよ
ただちょっと日本人にはソースの味が濃すぎて
牡蠣の味が微妙にかき消された感じも
しないでもなかったですけどね
ちなみにここ名産の塩なんですが

ここの塩田で作っているとの事

しかも驚くべき事に
さっきのレスランのオーナと
ここの塩田のオーナは同じだそうです
もうあれですねえ
ここストンの大地主さまですなあ
完成した塩がトロッコに入れられ

こんな感じになってます

この状態でなめてみましたが
それだけでも十分に美味しかったです
そして町は

とんでもなく寒かったです

今度来る際は夏に来ようと

心に誓った下僕なのでしたよ
さて本当ならボスレポートなのですが
出発の時間が迫っている為
もしやしたら後日になるかもしませぬ
そうなったらお許しくださいなー
_______________________以下下僕よりコメントお返事 ______________________
>>yammerさん
本当に天気には勝てませんねえ……
>>leftyben0305さん
あたったらあたったで
食いの無い味でございましたよ
本当に
>>Rarpin02さん
美味しかったです
結構コースは高かったですが
この旅で有数の有益なお金の使い方であったと
自負しております
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2010/12/14(火) 22:08:44|
- ストンの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
12月も中盤戦に突入
そろそろ『年末進行』と言う名の悪魔に
本気で追い回されて来る時期でございましょうか?
皆様ドーバル・ベチェル
モンテネグロでの連日降雨という監獄に
監禁された日々が長すぎて
海を越え山を越えた
年末進行と言う名の悪魔に
遂に襲われ始めた下僕でございます
ああ……
あと二週間で2つの国をまたがねば……
さてはて
そんな訳で上記の理由で長居してしまった
(多分1ヶ月中の快晴日の合計は10日を切ってます)
モンテネグロを一昨日脱出
コトルより3時間ほどバスに揺られ
到着しました
クロアチアは
世界遺産にして『アドリア海の真珠』とまで歌われ
日本人にはジプリ映画
『魔女の宅急便』や
『紅の豚』の舞台ともなった事で有名な
ドゥブロウブニクいやー実は移動日当日がエライ快晴で
非常に気持ちの良い空が広がり
先日も非常に天気が良かったのですが
寒ぃぃぃぃぃぃい!!
いやいやいや!?
アドリア海に面したこの場所で
最高気温3度の最低マイナス2度とか
どう考えても詐欺でしょうこれ!!しかもあれなんですよ
元々建物自体がそんなに防寒性が薄いもんで
今居る宿の隙間風がひどいひどい
なんでもこの天気と引き換えに
西洋で猛威を振るっているという
『大寒波気団』が遂にアドリア海を南下してきたようで
こんなに日差しが強いにも関わらず
とんでもなく寒いです
そういえばあれですねえ
去年の冬の時期は
インド⇒イエメン⇒エジプトとまるで渡り鳥の様に
強烈な冬を回避してきたので
こんなにしみじみ寒い冬を体感するのは
2008年にノーパーミットで進入して
朝起きたらタオルが凍っていた
チベット以来な気がしますねえ
さてはて
日差しが当たる体の正面部分は汗ばむ位暖かいのに
陰になってる背中のが寒いとか
なんか随分と矛盾した気分になる
ここドゥブロウブニクなのですけども
まー空が青くアドリア海も青く
そこに面した巨大な城塞都市の旧市街が広がっておりまして
非常にいい感じです
感じとしてはあれです
ブドヴァの旧市街が『ピチュウ』で
コトルの旧市街が『ピカチュウ』で
ここの旧市街が『ライチュウ』って感じでしょうか
デカイ上に非常に整然としておりまして
流石ここ中欧でも屈指の観光地であると
しみじみ感じるしだいですね
と言うかすげえ一杯
日本人のツアーグループの皆様見ますしねえ
さてこの街のレポートはボスに任せるとして
下僕はこれからこのドゥブロウブニクから1時間ほどバスに乗り
ストンという村に行って参ります
え?何しに行くかですか?
噂に寄ると西洋一美味しいと言われる
クロアチアの生牡蠣を食べてきます
と言うか下僕的にはドゥブロウブニクもさる事ながら
これを目標にここまで来たと言っても過言ではないのですよ!!
さー今日はご馳走だーー
生牡蠣食べるぞー!!
<<本日の写真>>
そんな訳でモンテネグロに到着し
最大級の快晴の中

古都コトルを後にし

幸運にも貸切だったバスに乗り込み

美しい入り組んだ海岸線を長めながら

モンテネグロを後にした訳です

しかしなんと言うか
もう陸路で国境越えるとか
新鮮味が無くなるもんですねえ
ぎりぎりまでバス内で熟睡しちゃって
車掌さんに起こされましたよ
さて到着したドゥブロウブニク

少々ツーリスティックなきらいはありますが
中々に良い感じです

そういえば西洋はクリスマスの本場
これからの写真にはクリスマスっぽい映像が増えて行く事でしょう
ご了承ください
しかし何よりこの『青さ』が素晴らしい

青い空と青いアドリア海
ボスもご満悦ですね
さーてもういい時間になったので
行ってきます牡蠣食いに
もう下僕の脳内は
牡蠣で一杯でもうこれ以上記事が書けません
_______________________以下下僕よりコメントお返事 ______________________
>>Rarpin02さん
急に寒くなったので
非常に気をつけておりまする
って過去のタイミングで風邪引くと
色々な意味で詰みます
>>あと、次の街歩きまでにレンズの汚れきれいにしておいてくださいね☆(ゝω・)v
>言われて気がつきました
次の動画は問題ないと思われまする
ご指摘感謝です
>>yuさん
このドゥブロウブニクの旧市街も
中々にすごいもんですよー
>>えにぐまさん&えんばーさん
あの歌は下僕とボスの合作です
特に下の歌は
下僕の心の叫びだったりします
しかし大寒波も召還してしまいましたねえ
>やはり羊よりも猫のほうがかわいいですね(`・ω・´)
ボス曰く『我輩は凛々しいのだから当たり前だ』だそうです
あと海外滞在日数は大体2年と半年くらいですかねえ
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2010/12/12(日) 23:37:00|
- ドゥブロウブニクの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6