『長かりし 沈没生活 その終わり 見忘れそうな 近くの観光』
この国のビザの有効期限である3ヶ月、当初の予定で割と早く出る予定だったのだが、
遂に下僕め、リミットまでこの国に滞在しおった。
まったく、
この前の国境で痛い目を見ている癖に、懲りないものであるな。
観覧者の方こんにちは、である。
これでまた下僕のやつがオーバーステイでトラブルようであれば、
そろそろヤツを国境のあたりで捨てようか、本気で考えている我輩である。
さてはて、そんな訳この国を今日中には出る必要ががあるのだが、
その前にひとつだけ行き損ねていた場所があったので、
下僕を叩き起こし行ってきたのがこちら。
イスタンブールの地下に広がる『地下宮殿』である。

その昔に作られたというこちらの宮殿は、近年になるまで泥に埋もれていたという理由からか。

非常に状態も良く、またムードも満点で、

中々に楽しい観光地であった。

なお下僕的には『RPGのダンジョン!キタコレ!』と

相変わらずのゲーム脳を炸裂させていたがな。
そしてこの地下宮殿の奥底に鎮座するのが、ギリシャ神話でも有名な蛇の髪の毛を持ち、
見るものを石化させる、魔性の女。

大迫力のメデューサ殿である。
なんでも、上下逆さまにして柱に彫る事で、この地下宮殿の守護者となるのだそうだ。

長きに渡って、お勤めご苦労様であるなあ。
ん?どうした下僕よあわてて?
なに?荷物もパッキングが終わらないとな。
時間もギリギリなのだから、んなもの気合でどうにかしろ。
それでは皆様、次の国でお会いしよう。
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- 2010/07/22(木) 20:36:51|
- イスタンブ-ルの下僕
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古巣であるイスタンブールに
飛んで帰スタンブールいたしました
皆様メルハヴァ
イスタンのお宿に戻ってきた途端に
沈没モードに入りそうで
ボスの目の輝きが恐ろしい
下僕でございます
さてはて
そんな訳でトルコの南西っぱしのカシュより
北西っ端のイスタンブールまで
帰ってきた訳なのですが
ドアtoドアで24時間かかりました
いやーあれですね
久しぶりに長時間バスに乗るってのは
まあそれだけでまあまあシンドイものなんですが
それ以上にシンドかったのが乗り換え
本当であればカシュ~フェティエが二時間で
そのフェティエからダイレクトにイスタンブールへ向かう
そんなバスに乗る予定だったのですけども
フェティエ行きのバスが遅れると言う
ランダムイベントが発生
結局フェティエに到着したのが夜の10時20分
そしてその時間だと
スタンブールへのダイレクトバスは終了しているという
綺麗な二段コンボを食らいまして
結局選択肢として
イズミルという途中の街まで行って
そこから更にイスタン行きのバスに乗り換える
そんな手段しか残されておりませんでした
ここでご覧の皆々様
「ただ乗り換えするだけなら大した問題で無い」と
思われるのかもしれませんが
ところがぎっちょんちょん
フェティエを出発するのが12時ジャスト
そしてイズミル到着は朝の6時
つまりですね
やっとバスに慣れて眠りが深い時間に
強制的に叩き起こされる訳なのです
これは結構堪えます
まあイズミル~イスタンのバス自体は快適で
多少の体力回復は出来たのですが
いやはや疲れました
具体的には思わず二日ほど
体力回復に当てたくなるくらい疲れましたよ
んで
やっと気力体力が回復して
色々作業を終わらせてしまおうと
本日起きて宿のレセプションに行きますと
「今日は断水です」という
更なるイベントが発生
その上宿のWifiも調子が悪く
ネットも使用不能と来てまして
この文章はブルーモスク横公園の
フリーwifiスペースにて
蚊と戦いながら打っております
うーむ何と言うか
妙に星の廻りが悪いなあと
そんな事をブルーモスクを見ながら思っている
下僕なのでございましたよ
<<本日の写真>>
お休み
_______________________以下シャワーを浴びれず体がベタベタな下僕よりコメントお返事 ________________________
>T2さん
疲れました本当にw
そして調べた情報によると
なんでも海毒蛇が出る可能性が
あったとか無かったとかだそうです
>>リョウコさん
本当に青く美しかったです
がそれ以上に余裕も無かったですけどねw
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- 2010/07/19(月) 06:50:25|
- イスタンブ-ルの下僕
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遂に6月も気が付くと最終日
2010年も折り返し地点を迎えようとしているのですね
皆様メルハヴァ
未だ2010年という年号に慣れていないのに
もう半分を過ぎたということに
非常に納得がいかない下僕でございます
というかアレです
小学校の頃思い描いた未来である2010年の中ごろに
未だ独り身旅ニートである今の自分の現状に対して
少々幼少期の自分に土下座したい気分だったりしますよ
さてはて
本当であれば先週には
イスタンブールを出て別の町
いい加減トルコの別の顔を観光しようと思っていたのですが
実は未だにイスタンブールにいたりしますああっと石を投げるのはお待ち下さい
それには深ーい理由があるのですよ
その理由とはアレでございます
サムライジャパン事サッカーワールドカップなのです
元々下僕自体そこまでサッカーが好きな訳でもなく
今回の大会も予選のグループが決まった時点で
全く期待はしていなかったのですよ
んで
試合の初戦当日もその前日のはやぶさの件で飲んだくれて
こっち時間で昼過ぎまで寝ておりまして
試合時間も大して気にせずに宿でゴロゴロしていたのですが
そこに飛び込んできたのは同宿のYさん
『下僕さん!!日本勝ってるから見に来なよ!!』
このYさんありがたい事に
ハーフタイムの時間に見ていたシーシャ(水タバコ)屋を飛び出して
下僕を誘いに来てくださったんですね
そして結果はご存知の通り初戦勝利
ここで元来お祭り好きの下僕の血に火が着きまして
『こりゃ全戦見てやろう』となった訳なんですよ
そんな訳でどうにか見ようと予定を立てていった結果
宿を出ようとした朝に雨が降って出れなくなったら
次の日は試合なので動くのを止め
今度こそは出ようと思ったその日が試合で
同宿の人に『今日の試合に勝ったら明日刺身作ってよ』と頼まれ
結果勝ってしまったのでもう一日滞在する結果になり
気がついたら
猫に噛まれた例の件の期日が迫り
もうこうなったらしかたあるまいと半ば自棄で
昨日の試合までイスタンブールに居てしまった訳なのです
しかしあれですねえ
異国で日本代表の選手の方の試合を見ると言うのは
なんとも勇気と元気と愛国心が沸くものです
これで思い出したのが
ちょうど二年前の旅の始めの頃の事
もう懐かしく思える北京五輪の際
台湾の安宿でいろいろな国の方と五輪を見て
『お前の国の選手たいしたもんだねえ』とか
『ボルトって黒人から見ても化けモンだよ』とか
『日本は野球強いんだから台湾に勝ち譲ってくれよ』とか
そんなオリエンタルな面々とワイワイと楽しんだのですが
誤解を承知で言うのなら
こういった世界的なイベントは世界のいろいろな人が
その場その場で酒やらお茶会のつまみにして
会話を楽しむ『ため』あるんじゃないかなーと
そんな事を思ったりします
だってその試合の話をするだけで
言葉も文化も宗教も違う異国の人と
楽しめたりするのですよ
今回だって全試合を見に行ったシーシャ屋の親父さんに
完全に顔を覚えてもらって
最後の二試合なんか個室を日本人用に開放してもらい
その個室で大盛り上がりで試合を観戦させてもらい
先日の惜敗の後も本当に残念そうに
『イシュ・アッラー(神の思し召し)だよ』と
慰めてもらったりしたのですよ
ついでに補足しておきますと
トルコの方は大体みんなサッカー狂な上に
かなり親日なもんで
こっちの実況もどっちかと言うと
日本よりだったような気がします
まあ
実況はトルコ語だったので
実際に所は分からないのですけども
試合後同宿の皆々さんと肩を落としながら道をあるいていたら
「日本負けちゃったねー残念、でも良い試合だったよ」と
結構に話しかけられたりしたので
それなりに注目度高い試合であったのは間違いないようです
いやー
本当に楽しかったなあ今回のワールドカップ
日本選手の皆様本当にお疲れ様でした
贅沢を言えばもう少し異国で
日本を応援したかったですけども
強豪パラグアイとPKまでもつれ込んだ時点で
なんと言うか使い古された言葉でしょうが
『よく頑張った!感動した!』と
心から思ったりします
ついでに余談ですが
昨日の試合が終わった後に誰とも無く
『さて日本の戦いも終わったしそろそろ旅を再開しますかねー』
と下僕も含めて同宿の皆々さんも言っていたのが
ちょっと面白かったりしましたよ
そんな訳で
そろそろいい加減出たい所なので
動画のアップが遅れても
怒らないでくだs……
イエスボス
ネナイデツクルカラ
ソノブッソウナモノヲシマッテクダ…
アッーーー!!
<<本日の写真>>

そんな訳でこちらが行き付けになった
シーシャ屋でございます

ランプも非常に美しく

水パイプもそこそこのお値段でボスも大満足でした

結構皆さんも熱心に応援して下さったんですけどねえ

残念無念でございました

まあかなり良いロケーションで観戦できたので
これ以上望むのは欲張りかもしれないですね

ついでにこのお店の招き猫殿事
『ミケーネスタン(仮名)』殿

彼が寝ているこの椅子は
たとえお店が満席に近くても
誰も退いてもらとうとしないあたり
ある意味愛されてる証拠かもしれませんね
________________________以下下僕よりコメントお返事________________________
>>テムジン君の時から気になってたんですが、「オベリスク」じゃないでしょうか?
素で間違えておりました
ご指摘ありがとうございました
>>resonaさん
>というか、その祖先はコーランを守護する一族~のくだりって本当ですか?
コーランを鼠から守る一族なんそうですよ猫一族w
そんな訳でイスラムの国では猫は結構愛されますので
ノラでも人懐っこい方が多いですね
>>kaoriさん
ファンと言って下さるのは非常に嬉しく思います
ボスも顔には出しませんが
内心喜んでいることかと思いますよw
後動画はもう少しお待ち下さい……
>>リョウコさん
楽しみしてくださる……
こんなに嬉しい事はないです
海外は時間と金とパスポートさえあれば
まあ何とかなるので
来てしまってもいいじゃないですかね(無責任
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- 2010/06/30(水) 09:53:31|
- イスタンブ-ルの下僕
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しばらくぐずついた天気が続くとの事ですが
ここイスタンブールはアホらしい快晴に見舞われ
昼間はお外を歩くのが躊躇うほど暑くなっておりますが
その分濯物がすぐに乾くので
いつもより洗濯が億劫にはならないのが
それはそれで嬉しい感じだったりします
皆様メルハヴァ
安宿を放浪し続けたおかげで
バケツを使った手洗い洗濯のスキルが
非常に高い感じの下僕でございます
手持ちのTシャツの内一枚なんぞは
もう1年以上ヘビーローテーションで着ているのに
全くネックの所が伸びる訳でもなく
ほころび一つ無かったりしますよ
まあ
丁寧に洗わないでいいやと思ってる
あんまり気に入ってないTシャツは
日本じゃ寝巻きに使うにも躊躇するほどボロボロで
穴ぼこだらけだったりするのですけどね
さてはて
イスタンブールの安宿にて
旅人定点観測の名の下に
長々と滞在しておりますと
まあ色々な旅人の方にお会いする訳でして
この前の
記事のテムジン君のように
旅が長い下僕から見ても
『この人はすごい旅人さんだなぁ』と
思う人に出会う事もある訳なのです
んで
つい先日お会いした方
お名前
『マッサージ師のマサシ』氏
実はこの方旅人の間ではちょっとした有名人でして
下僕も今まで行った国の安宿においてあった
情報ノート(旅人が色々な情報やら何やらを書き込む便利アイテム)にて
何度かお名前とチラシを拝見したことがあったので
(ちなみに見た場所はインドとイエメンとエジプトです)
その度に
『出会えたらお話をお聞きして腰を見て欲しいなあ』
なんてことを思っていたのですよ
まあ旅の出会いは偶然と縁なので
『どこかで出会えたらいいなあー』くらいでいたのですが
まさか本当にお会いできるとは思わず
初対面で握手を求めてみたりしてしまいました
さてお話を聞いているとこのマサシ氏何ともすごい
昔から武道をやりながらオーストラリアで
ツアーガイドとして働いていたところ
安アパートの住人に空手を教えて欲しいと頼まれたので
その見返りとして
マッサージを教えてもらっていた所
体のつくりを武道で熟知していたからか
あっさりを1ヶ月でその住人の腕を抜いてしまい
その後お師匠さんである中国人へ弟子入り
そして一年で免許皆伝の印加を得た後に
世界中のマッサージ按摩指圧eteの技術を磨きながら
10年間も世界を放浪し
その技術に報酬を貰いながらそれを資金として
更に旅を続けていると言う
なんと言うか分類的に
超一級旅人とも言える方でございました
さて折角こう出会えたのですから
この下僕の爆弾的ぎっくり腰も診ていただきまして
二時間弱じっくりと施行して頂いたのですが……
なんと言うかアレです
『肉体のメンテナンスワールドワイドフルコース』と言った感じでございまして
今まで受けたマッサージ系の施工とは一線を欠くと言いますか
日本的按摩指圧の技術に
大陸的整体を追加して
更に西洋的マッサージがハイブリットな感じと言えば
多少はお分かりいただけるかもしれないです
すごかったですよマジで
何しろ頼もしかったがマサシ氏の
『あんまり症状説明しなくても触れば全部分かりますので』
と言うこの自信に満ち溢れたこの台詞
かっこよすぎちなみに施工中にも色々とお話を聞いたのですがその際
「それだけ肉体を熟知していたら北斗の拳みたいなことできるんじゃないですかー?」と
半分以上冗談で聞いたと所
「流石に指先一つであべしは無理ですねー」と笑いながら回答
「まあそうですよねー漫画の読みすぎですねー下僕」と笑っていましたら
「ただ、心臓止めるとか関節全部外すとかなら出来ますよ」と
さらっと回答を頂きました……
貴方はアレか!?
暗殺拳の達人かナニかか!?と思わず突っ込んでしまったのですが
「いやー格闘の最中に技を繰り出すのは流石に難しいですねえ」と
今度は武道家としての回答も頂いてしまいました
その後追加回答として
「ただこういう技術持ってる人は怒らせない方がいいですよー」
「少しずつ当人が気が着かないように体をゆがませるとか出来るんで
証拠の残らない殺人とかもできてしまいますからねー」と
エライ爽やかに説明してくれましたよ
恐るべし整体技術……
そんな訳でフルメンテナンスして頂いた下僕の体
(ちなみに骨盤が歪んでいたらしく直していた頂いたら背が少し伸びました)
これで新たな旅立の準備も完了したので
そろそろ移動をします
明日か明後日には動く予定なので
ひっくり返した荷物の再整理が
今から憂鬱な気分である
下僕でございましたよ
<<本日の写真>>

そんな訳でこちらがその
『マッサージ師のマサシ』さん

棒術(正確には杖術)もたしなんでいるとの事で
お願いしてポーズまでとっていただきました

本当にありがとうございましたと
ボスも申しておりますよ
なおマサシさんのブログが
こちらにあるのですがあんまり更新してないので
あまり期待しないでねとのことでしたよ
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- 2010/06/18(金) 10:50:05|
- イスタンブ-ルの下僕
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