まず初めに、下僕に10日で動画を完成させることが出来ず申し訳ない。
一度無理が出来たのだから、次も出来ると思ったのだが、連続となると無理な様であった。
こんばんは、さすがに今回は我輩の見積もり不足を感じる我輩である。
さて、気が付いたら一ヶ月以上ベナレスに滞在してしまった我輩と下僕。
下僕にいたっては『ああ、道理でよく通る道の子犬が、大きくなったような気がしていた訳だ』と、
洞察眼ゼロな発言をしていたりするのだが、まあそれはそれとして。
今回は、この国のご婦人方のお話である。
まず、年若いご婦人方は、目が大きくクリクリとしていて、顔立ちもよく非常に可愛らしい。
また、妙齢のご婦人に至っては、スタイルがまるで松本零○先生の漫画に出てくる女性の様に、
非常に均整が取れていて美しく、『その細い腰に本当に内臓がはいっているのだろうか?』と、
少々ミステリーな感想さえ沸くほどなのである。
しかしそれ以上に不思議なことがある。
こんなに美しく、スタイルもよいインドのご婦人なのであるが、
なんというか、ある一定以上のお年を召した方になると急に、
えーと言葉を選ばねばならんな、
うむ、『非常にたくましく男前』『肝っ玉おっかさん』『豪腕一代』
という表現でわかって頂けるだろうか?
まあこれが、実に見事なほど変化するのである。
この変貌を最初に見た我輩は『インドのお母さんは苦労が多いのだろうなあ』と思っていたのだが・・・
一ヶ月間、インドにいて色々なご婦人にお会いしているのだが、
この変貌『途中』のご婦人に、いまだ一度もお会いしていないのである。
まさにミッシングリングである……
あれであるかな、日本の江戸時代ではご婦人は結婚すると眉を剃り落として、
お歯黒を塗ったと聞くが、この国だと結婚後に、変貌する薬でも飲むのであろうかな?
全く持って不思議怪奇なインドである。
<<本日の数枚>>

そんな訳でインドのチビっ子御婦人と

妙齢な御婦人の皆様

そしてその後のご婦人方である
中間の方を見ない不思議国インドである
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- 2009/03/28(土) 04:11:49|
- ベナレスのボス
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気がついたら、今年の4分の一を突破しているのであるな
こんばんは、本当に今年中に旅を終えられるのか、
少々不安になってきた我輩である。
全くもって、下僕のトロさには参ったものだ。
さて先日、下僕の毛刈りを決行した。
場所はガンガーほとり。
しかし驚いたのが、髪を剃る職人の方の腕であった。
使用するのは剃刀一本、あとは水で毛を濡らすだけで、
あんなにサクサクと、毛とは剃る事が可能なのであるな。
いやはや恐れ入る技術であった。
まあ、せっかく頭を剃るのに、普通じゃつまらんと思い、
インド風ベンパツにさせて見た所、興味津々の暇なインド人の方に囲まれ、
指を指されながら、下僕の頭は随分とすっきりとした。
これで頭の中身もスッキリと整理が出来るようになれば、
我輩も言う事無いのであるがなあ。
<<本日の数枚>>

これくらい伸びた毛を

こちらのガンガーが仕事場の方に

手際よくサクリサクリと刈って頂き

毛刈り完了である
しかし何となく世紀末な感じがするのは、気のせいであろうかなあ
- 2009/03/18(水) 01:33:10|
- ベナレスのボス
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ホーリーまであと2日、市内は期待と緊張に包まれ始めている。
こんばんは、ホーリーに出たいと宿の方に言ったところ、
『危険だからやめとけ、後これから外出る時はいらない服を着ていた方が、
間違いなくベター、下手すると破れる』と、嫌な釘を刺された我輩だ。
まあ最悪、我輩は宿でのんびりして、下僕に撮影に行かせる予定であるがな。
さて、本日はホーリーの2日前なのだが、本日のベナレスの雰囲気は、
かなり妙な物であった。
街自体が緊張と期待に満ち満ちている感じなのだが、
そのくせに、なぜか不思議と静かであるという、
インドにあるまじき、空白的な静けさを感じる一日であった。
おそらくこれは間違いなく『嵐の前の静けさ』なのであろうが、
あの日常の騒がしさが、一時的でも押さえ込まれるほどの、
ホーリーへ対するポテンシャル。
流石の我輩でも、少々末恐ろしい感じがしてしまったな。
さあ、明日はホーリー前日。
下僕にどーでも良い格好をさせて、
市内でフライングした紳士どもと戯れるとするかな。
<<本日は二枚>>


街角の『得物』と『弾』を売る店と、店員の紳士殿。
ホーリーが待ち遠しくてしょうがないとおっしゃっておったぞ。
- 2009/03/10(火) 03:13:32|
- ベナレスのボス
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こんばんは、我輩だ。
まずは皆様にお詫びをしなければいけない。
本当であれば先日が動画の締切りであり、この記事で動画のご報告をさせて頂かねばいけないだが……
本当に申し訳ない!
下僕のクソタワケ者が、また細菌に腹を不法占拠されてしまい、この4日間ほどホテルでダウンしてしまった。
今では地元のお医者様に、注射を打って貰ったお陰で、日常行動レベルは復活し、
何とかここに報告させる所までは回復したので、あと二日……
否!一日以内にはアップさせるので、どうかもう少しお待ち頂けるとありがたい。
さて、さっさと宿に戻って、動画を完成させるぞ下僕よ。
<<本日の一枚>>

撮りためた写真より、『リンガ』と『ヨニ』と言われる石造。
前に書いた『シヴァ』『パールバティ』の結合を、内側から見たモチーフだそうだ。
セックスで世界を作るとか、スケールがでかすぎであるな。
_________________________以下コメントお返事________________________
>>でも、動画は毎回期待してまってます^^
今しばらく、今しばらくお待ちくだされ。下僕をシバキ倒してでもマッハで作らせる所存だ。
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/03/02(月) 02:01:51|
- ベナレスのボス
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流石にカトマンズから一気にバラナシまで南下すると、気温の変化が如実であるな。
こんばんは、インドは停電が無い事が一番エライと思う我輩だ。
まあ、この電力もネパールから買い叩いた代物だったりするのだろうかな?
さて、下僕がシンドイシンドイ言いながらたどり着いたベナレスで、
昨日『シヴァ・ラートリー』と言う祭りがあった。
と、この祭りの前に説明なのだが。
インドではヒンドゥ教と言う宗教が信じられておる。
世界を作ったのだが、その後仕事が無くてかなり影が薄い『創造神ブラフマー』
世界を維持し、世の中を平和に保ために11の化身を持つ『運営神ヴィシュヌ』
世界を最終的に破壊して、もう一度作り直す『破壊と再生神シヴァ』
と、三人の男の神様のうち、ヴィシィヌとシヴァが良く信仰されてる訳だ。
そしてここバラナシは、その『シヴァ』と関わり深い町でもあり、
ヒンディ教の聖地であり、さらにこの聖なる川
『ガンジス川(ガンガー)』で死後火葬されることは、ヒンドゥ教にとって、
『輪廻転生』の輪から解脱できる素晴らしい事である、と信じられている。
さて、話はお祭り 『シヴァ・ラートリー』へ戻る。
このお祭りは、この前下僕が書いたように、その『シヴァ』とその妃神であるところの
『パールヴァティ』との結婚記念日を祝う祭りであり、
更に、曜日をその神様の日として数えると、昨日は丁度シヴァ曜日だったようで、
中々に盛り上がっておった。
まあ盛り上がるのには理由があるのだ。
実はこの『シヴァ』と言う神様、破壊と再生以外にももう一つ肩書きがある。
それは、あまりにも日本の感覚だと分からないのだが……
シヴァが大蛇に噛まれて、毒を抜くためであったとも言われるのだが……
ハッパの、ハシシの、ガンジャの、ボンの……
いや回りくどく言うのは性に合わんな。
簡単に言うと『大麻』の神様なのである。
そんな訳で、昨日の市内全域で、『バングラッシー』と言う
大麻の搾り汁をラッシーに混ぜた飲み物が、
無料配布されるという、日本であれば市内全域しょっ引かれそうな、
大変なイベントである。
いやはや、凄いもんであったぞ。
しかもこの日は、子供も大人も、全ての人がバングを飲んで良い、
と言うかなりトンデモな事で、殆ど全ての人間が
市内をふらふら歩きながら、ニコニコしているという、かなりハピネスな感じの祭りであった。
全く持って、ここインドは信仰の国であると痛感した日であった。
しかしシヴァ殿よ、何故インド人に『嘘をついていけない』と言わなかったのだ。
『インディアンウソツカナイ』と言うのは、二重の嘘となる現状も、
ボンをキめてしまえば、もうドウでも良いのだろうかなあ……
<<本日の一枚>>

そんな訳で、その『シヴァ』と『パールヴァティ』の像である。
ちなみに妃である『パールヴァティ』は、実はシヴァより強いのだそうだ。
_________________________以下コメントお返事________________________
>>寝てるときに金目の物とか荷物とか取られたりしますか?
そういう話が無い訳ではないが、財布や貴重品をしっかりセーフボックスに入れたり、
安宿のドミで寝る場合出れば、ちゃんと体に身に着けて寝ていれば、
基本そういった被害が防げると思われる。
まあ、ちゃんとした宿であれば、まず問題は起きないであろうな。
- 2009/02/25(水) 02:50:38|
- ベナレスのボス
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