『インドにて 思うはやはり カレーなり マサラで混ぜて 全てはカレー』
下僕のインドビザの滞在日数を合計すると、全部で8ヶ月以上インドに計算になる訳なのだが、
こんなに長居してしまった、我輩も下僕も良く分からないのが現状であるな。
こんばんは、やはり長居した場所を離れるというのは、
少々物寂しい感じがしてしまったりする我輩である。
さてこの記事を書いている時間から5時間後には、イエメンに向かうための飛行機乗るのであるが、
その前にこの国の感想なんぞを総括的書いてみようと思う。
まず第一に、『我々はこの国がそこまで好きであったのだろうか?』
この質問には残念ながら『否、そんなに好きな訳では無かった』と思うのである。
しかしながら『では嫌いな最悪な国であったのか?』という質問があれば、
それにも『否、嫌いな国に長居する訳ないじゃないか』と答える。
もちろんインドの劣悪な衛生面でうんざりしたり、
厚顔無恥なインド人の商人に鉄拳をお見舞いしたい、
と思うことも少なくは無いのであるが、
それ以上に、いやそれこそがインドで楽しかったとも思えるのである。
こんな矛盾した感想になってしまうこの国を、的確にあらわした言葉がある。
いつだったか列車に乗っていた時、同席したフランス人の方がインドを評して、
ニヤリとニヒルに笑いながらこう言った。
『FUCKING GOOD INDIA !!』
つまりそうなのである。
ファックであるし、グッドでもあるし、ファキンなグッドでなのである。
あるいは、こう称した日本人の方もいる。
『インドはカレーなる文化』であると。
皆さんもご家庭でカレーを作る際に色々と創意工夫されると思う。
たまねぎをあめ色になるまで炒めてみたり、圧力釜で鶏を丸ほどにてスープを作ってみたり、
隠し味にちょっと味噌を入れてみたり等々、その家その家で一工夫があるものだと思う。
しかし結局出来るのはカレーで、それ以上でもそれ以下でも無い訳だが、
その工夫の妙が分かると、より一層美味いカレーが作れるようになる。
インドも最初は、みんな同じ文化で同じような、
それこそさっきの『ファック』な感じを受けたりするのであるが、
慣れてくると、この微妙なカレーの隠し味的な人々の違いが分かり、
より一層インドが楽しくなってくる。
しかしながらやっぱり結局はカレーなので、毎日毎日食べるとやっぱり飽きる。
そしてうんざりと飽き飽きしながらカレーを食べ続けると、
またこの微妙な差異が分かって楽しい……
恐らくインドに魅せられる方は、この繰り返しなのでは無いかと思うのである。
そんな訳で我々としてはこのカレーの国の総括的感想は、
『楽しかった!』
と表明しておく。
さあて、今度はほぼ半年振りの新しい国である。
インドでの経験値が役に立つのか、立たないのか。
不安と期待に満ち溢れている我々なのであった。
<<我輩が気に入っている厳選インド写真>>

バラナシでのホーリ中の狂乱の一枚。

ガンガーで沐浴しながら微笑むご婦人。

人知を超えた彫刻、エローラ。

アウランガバードの小さいモスクで、出会ったイスラム美人の皆様。

ゴア、モンスーンの合間の荒れ海。

何度も(下僕が)ヘロヘロになって乗った列車。

そして寝台車。

笑顔輝かしい紳士の方。

ブルーシティ、

ジョードプル。

そしてアーグラーは異常に入場料の高い、

インドの歴史と誇り(という話)のタージ・マハル。
さて次の国は、如何なものであるだろうかな?
________________________以下下僕よりコメントお返事__________________________
>>NEX
>>>下僕はまだ登り始めたばかりだからな。この果てしないインド坂をよ・・・
それなんて打ち切りフラグ(笑)?
ちなみに時間的余裕が今現在でもかなりピンチです
ボスが記事打ってる横でハラハラしながら腕時計見てます
タイムリミットまで後1時間半!
荷物まとめは終わってません
さぁどうなる?w
>>「お酒を飲んでいたと思ったらビザが切れていた」なんて事のないようにお願いしますよー
昨日の夜インド最終夜って事で
結構飲んだくれていたので
ありえない話ではなかったかもしれんですね(苦笑)
飲んだくれて
>> 札幌西区
OKイエメンからいたしませう
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テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/11/07(土) 18:23:20|
- デリーのボス
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