ここアフマダバーダバードは
ジャイナ教の信徒の方が多い
クジャラート州の街
お陰で市内にはベジタリアンのレストランが大多数な上
お酒の売買もこの土地でご法度
従いましてこの三日ほど
肉酒を強制的に禁じられ
非常に健康的な生活を余儀なくされております
こんばんわ
タンドリーチキンでビールを一杯と
やりたくて仕方がない下僕にございます
ああ
こんなに暑いのに
ビールが調達できないとは……
さてはて
先日の事なのですが
雨から逃げて北上したお陰か
曇りはしたものの雨の気配が無い昼下がりだったので
ボスと共に久しぶりの市内観光に
行ってまいりました
向かった先は『階段井戸』
これはその昔時のイスラムの王様が
市民の避暑地兼井戸として掘ったもので
階段とその壁一面の美しい装飾
そして底には井戸が掘り抜かれていたというもので
中々に見所のあるものでございました
まあ……井戸自体は当に枯れていて
ハトだかなんだかの巣が大量にあり
少々トリ臭いのは難点でございましたがね
さて
そんなこんなで散歩がてら市内を回り
宿に戻り自分の部屋のドアを開けた瞬間の事です
私下僕の頭によぎったのは
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でございました
アリあり蟻でございます
何十匹いやさ百単位で居たでしょうか
蟻が十匹でありがとう
とかマヌケな事を思う間もなく
一瞬呆ける私下僕
どうも羽アリの移動か何かのシーズンだったのか
理由は今いち分からないのですが
ともかくあけっぱなしにしていた窓から
大量の羽アリが下僕に部屋に
襲来していたのでした
いやー人間
想像を超えた事態に出くわし
その一瞬の呆けの後は
喜怒哀楽のどれでもない感情で
淡々と仕事を出来たりもするのですね
まず荷物をアリ被害の無い場所に移動させ
その後ベットのシーツを引っぺがし
アリが固まっているところに
目一杯振り回し
その姿まさにアリ無双
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ アリーヴェデルチ!(さよならだ)
と
全てのアリを打ち倒し
箒を借りて部屋の外に掃きだした時には
なんともいえない妙な充実感すらありましたよ
アリだけに
こんな洒落を思いついてしまう以上
少々アリ襲撃の後遺症が
残っているのかもしれない
下僕でございました
<<今日の写真>>

そんな訳でその階段井戸の写真

綺麗な細工の柱の階段で
RPGの世界に居るような気分になりました

しかしインド全般の遺跡に言えることですが
よくもまあ作ったものですね

ついでに散歩中に撮らせていただいた一枚
この近くには小学校があり

あっという間に『写真撮ってくれよジャパーニ』と

壁に押し寄せられ

怪我するのではないかと
少々心配しましたよ
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/07/11(土) 22:32:35|
- アフマダバードの下僕
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