本日は7月7日
日本では七夕なのですね
私下僕は北の熊と蟹の国原産なので
実は七夕は7月ではなく
8月なイメージがあったりします
こんにちわ
織姫と彦星の
年に一回の逢瀬のカウントは
北海道の一ヶ月のずれの場合は
いったいどういう換算になるのか
少々興味がある下僕にございます
その場合は7月8月の
合計二回に増えるんですかね?
うん彦星はもげればいいと思います
さて
昨日の朝方にバスによる移動が終わり
本当なら今日の夜の
列車の便で更に北上し
『アフマダバード』へ向かう予定だったのですが……
昨日一日不貞寝を決め込んでいたため
半日ほど移動が遅れてしまいました
いやいや理由はあるのですよ理由は
まずは乗ったバスの件からお話しましょう
そのゴアからムンバイまで乗ったバスなのですが
日本ではお目にかからない
不思議なクラスのバスでして
その名も『スリーパークラス』
いままで一度も乗ったことは無かったのですが
地元のインド人の方に
「シートの席と違って、完全にベットに横になって寝られるから、
ほとんど疲れなく目的地に到着出来るよ」
との事でして
『バスにベットってどういうことよ?』と思いながら
バスに乗り込んだんですね
そうして中を見ますと
確かにバス内にベットが並んでいるのですよ
イメージとしましては
列車の2等寝台の二段ベットの
二畳弱くらいのボックスが
バスの左右に設置してあって
真ん中に細い通路がある感じです
『ああこのバスならば
この旅始まって以来の
移動中熟睡が出来るかもしれない』と
バス内に入った瞬間に
嬉しく思ったことを覚えています
しかし忘れてはいけなかったのですよね
ここが『インドである』ということを……
そんな訳で
バスのチケットの片手に席を探す下僕
ちょうど目の前に乗務員の方が居たので
チケットを見せて席を教えてもらったのですが
その乗務員の方が指し示すボックスには
もう既に別のインド人の方がいらっしゃいました
『え?どういうことこれ?』と混乱していると
そのインド人の方が「カモン」と手招きしてます
つまりですね
このベットボックスは基本二人用で
一人分で席を買うと
見知らぬインド人と肩を並べて
この二畳ほどベットで寝ることになるのですよ
まあかろうじて幸運だったのは
このインド人の方が
中々にナイスガイ(アッーー的な意味にあらず)
だったことなのでしょうが
何よりにきつかったのは
このベットのシーツ
路線が始まって
一度も洗ってねえんじゃねえかと
思われるほど珍妙な匂いが漂ってまして
バス代をケチってエアコンなしを
選択したのが運の尽き
バスが停止するとそれにあわせて
バス内の空気も停止しまして
まー鼻につくことつくこと
それでも人間大した物で
少しずつ環境に体と鼻が慣れ始め
うとうとしし始めたと思ったら
隣のインド人の方の寝返りで起こされ
めげずにうとうとし始めたところで
今度はバスがパンクしたらしく
作業音で目が覚めると言う
かなり肉体的なダメージは少ないのですが
精神的なダメージが多い仕様でございました
そんこんなしながらその後
気合で今度こそ深く寝てしまいまして
そしてふと気がつくと
夜も明けておりまして
バスはどこかムンバイの街中を走っておりました
よく見るとほかのお客さんも
半数以上が既に降りておりました
悪い予感が少ししながら
従業員に「CST駅(ムンバイのメイン駅)まだ?」
と聞いたところ
「え?!1時間以上前に過ぎたよ!?」
と大笑いされその場の
ムンバイ郊外のどことも知れぬ
場所に降ろされてしまいました
この時点で私下僕の心は
20%ほど折れてしまっていたですが
『まあタクシーに乗れば何とかなる』と思い直し
なんとかタクシーに乗り込んだのですが
まー遠い遠い
タクシー代だけで
二晩くらいの宿代になる額を取られてしまい
更に心の30%ほどが被弾した訳ですね
『まあ…前にお世話になった宿で
冷たいシャワーでも浴びれば
気分も切り替わるだろう』と思い直し
前回長居した宿へ
宿の門番のおっさんが
『おー覚えてるぞ日本人』とか言って下さり
少々MPが回復した感じで
宿のカウンターにチェックインを頼んだのですが
返ってきた言葉は
「悪いけど満員だから明日来て」
となんとも無情なお言葉
この時点で心の欠損率は
50%を大きく上回ったのですが
『こういうどうにもならない時もある
こんな時は無理をしないでおこう』と
新たな安宿に行くために
最後の気合を振り絞り
タクシーを止めたのです
そのとき下僕に迫る影が一つ
バクシーシの親父でございました
この親父下僕の荷物を勝手につかみ
頼んでも居ないのにタクシーの中に押し込み
さあ金をよこせと居直ってきました
もう精神的にもきつく
かなり余裕も無かったものですから
『うっさい!金をやる気は無い!どっかいけ!』
と手で追っ払いながら
タクシーの運ちゃんに行く場所を伝えていたところ
急に居なくなるバクシーシ
そしてその直後
横に止まってた車の中のご婦人が一言
「あんた!傘取られたわよ!」
振り返って荷物を見ると
その荷物に挿していた
折りたたみの傘が
あのバクシーシに盗まれておりました
ダメでした
心が完全に折れてしまいましたね
ドラクエ風に言うと
『MP0で毒状態でウィンドウが真っ赤』
とでも言いますか
その後別の宿に無事チェックインしたのですが
まーー何もする気にもならず
メシを食う気もほぼ起こらず
宿のベットで一日不貞寝をこいておりました
まあさすが宿で寝ると
大体どのRPGでもMPが回復するように
一晩寝たら大体気力も回復したので
明日の早朝5時の電車のチケットは
既に先ほどゲットしたのですが
つくづく
今現在はインドに滞在しているのだなと
再確認するようには出来事でありましたよ
<<今日の写真>>

そんな訳でスリーパークラスのバス

中は

こんな感じでした
エアコン尽きのスリーパーだと
もう少し快適なのですかねえ……?
スポンサーサイト
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/07/07(火) 20:00:58|
- ムンバイの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
気がついたら5月も残すところ1週間
いつのまにやら2週間も
ムンバイに滞在しておりましたよ
こんにちわ
小奇麗でインドっぽくないムンバイが
少々気に入ってしまっていた下僕で御座います
しかしあれですね
インド名物の『チャイ』と言う
甘ーいミルクティの様な物があるのですか
あれはきれいなレストランよりも
ほこりやハエの舞うような場所で
タバコを吹かしながら飲む方が
妙に美味いのは何故でしょうね?
いや
ムンバイのきれいなレストランで飲むチャイが
決してまずい訳では無いのです
むしろ味的には間違いなく
レストランのチャイの方が美味しい筈なのですが
やっぱりチャイはそんな『インド』な飲み物なのでしょうか
さてはて
いい加減ムンバイの観光を
市内散策以外にもしておこうと
先日『エレファンタ島』と言うところに行ってきました
ここはポルトガルの統治時代に
納められていた象の石像(恐らくガネーシャ)
から『エレファンタ』と名を付けられ
さらにその時代の統治者が
それ以外の壁画彫刻を
結構破壊してしまったという
『ああ、どの時代も征服者ってのはろくなことしないな』と
思わせるような遺跡なのですが
それでも破壊を免れた石像が
なかなかに見ごたえのある遺跡で御座いました
しかしながら
それ以上に目に付いたのが
『 サ ル 』
そこいらの木の上や木の下で
ダラーんと大量に生活しているのですが
まあこのサル
トコトコと観光客に近づき
お菓子やジュース等々をねだるだけならまだしも
女性の方の持っていた焼きモロコシを奪おうとしたり
犬と縄張り争いをしているのか
大声で走り回ったりと
狼藉がヒドイ事ヒドイ事
ボスと写真を撮っていたときも
人を恐れる様子もなく
野放図に寄ってきたりし
野良の生き物としても
ちょっと問題があるこのサル共
しかしながら
牙をむく様な行為をしないと言うのが
なんともインドらしいなあと
しみじみ思った下僕で御座いましたよ
さて
本日の夜行バスで
いい加減ムンバイを離れ
今度は更なる世界遺産として有名な
『エローラ』『アジャンタ』の中継街
アウランガバードへ向かいます
元々ぎっくり腰にならなければ
行く予定であったアウランガバード
どんな物が待ち受けているか
少々楽しみでありますよ
<<今日の写真>>

そんな訳でエレファンタ島の洞窟寺院の入り口と

破壊されたヒンディ神の石像

そして狼藉の限りを尽くすサルの一家でございました
<<御礼申し上げます>>
ついににブログが1万ヒットを超えました
これも全て見てくださる方々のおかげで御座います
これからもえっちらおっちら更新していきますので
今後も御贔屓にしていただけると嬉しいです
ボス共々御礼申し上げます
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/05/24(日) 20:38:46|
- ムンバイの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1
5月も中旬
日本ではそろそろ梅雨入りの時期でしょうか?
こんばんわ
日本を離れて早10ヶ月前後
そろそろ日本の気候が恋しくなりそうな
下僕にございます
さて
本日少々手持ちのルピー(インドの貨幣単位)が少なくなってきたので
街中にあるかなり大きな銀行へ
両替をしにいった時のこと
ムンバイらしく
綺麗な内装でクーラーも効いた店内で
無料の水を飲みながら
ぼんやりと順番を待っていたところ
国際銀行らしく
小奇麗な格好をした銀行員の方に
声を掛けられました
銀行員のお姉さん曰く
『今ネットで配信しているムンバイ特集の番組があるんだけど、
日本人が銀行に要る絵は中々面白いから協力してくれませんか』
との事
そんな訳で私下僕
世界的な銀行特集をやってる番組で
野面を晒させて頂きました
まあ実際は
店内に入って銀行員さんと話すくらいの
1分にも満たない映像なのでしょうし
最終的に使われるかどうかも不明ですが
中々に貴重な体験をさせて頂きました
いやはや楽しかった
おかげさまインド人の綺麗な
レポーターのお姉さんと
ボスとのツーショットも撮ることが出来き
非常に満足な感じの下僕でありましたよ
まあ
両替レートはいまいちだったので
その銀行ではなく
別の両替屋に行ったのは
また別の話なのですけどねー
<<今日の写真>>

そんな訳で撮影スタッフの方と

(恐らく)プロデューサーさん
target="_blank">
そしてレポーターのお姉さんでした
下僕の面はお見せしませんがね
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/05/20(水) 02:22:26|
- ムンバイの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
インドに戻って早二日
やっと旅のリズムが戻ってきましたよ
こんばんわ
やっぱりタイはバカンスだったと
今更ながら思っている下僕です
ああ
カオマンカイ(タイ風鳥飯)が食いたい……
ビールが飲みたい……
さてはて
リベンジ目的で来たここムンバイ
思っていたよりも楽しい街でございます
と言うのもこの街は昔
ポルトガルの植民地だったという事で
(ちなみにその後1661年にイギリス領へ譲渡)
町並みが西洋風なのです
教会はあるわ広い道はあるわ閑静な建物はあるわと
まるでインドにいるとは思えない
整然として綺麗な街並みで
ちょっとした地中海辺りの街にいるような
不思議な感じのする街なのですが
それ以上に驚くのが
ムンバイ市民の方々でございます
まず驚くのが
街をを歩いていても
そんなに売り子やポーター等が
しつこく声をかけてこないのです
街中を散策しても疲れない場所が
インドにあるとは……
信じられない事ですが事実です
更にもう一つ凄いのが
ムンバイっ子のおしゃれな事おしゃれな事
実際の所
ここムンバイはインドの中でも
かなり所得水準が高い所で
エリート層いわゆる『ハイカースト(身分的な意味ではなく、ただ単に経済的成功者の呼称)』
な方が多いのですが
それにしても普通の商店のおっちゃんでも
そこそこ小奇麗な格好をしているのですよ
んで
そんな質問を宿のスタッフの方に聞いてみた所
『ムンバイ市民の誇り』との事
つまりあれですね
横浜市民が『神奈川県民と一緒にするな』
神戸市民が『兵庫県民と一緒にするな』と言うような
港町特有のプライドが皆さんにあるのでしょうね
これで物価がタイ並でなければ
文句無い街なのですが
いやはや
インドにも色々あるんだなーと
少々痛感している
下僕でございましたよ
<<今日の写真>>

そんな訳で近代的で

西洋的名ムンバイの街並みです

道も広く掃除も行き届いていて

インドにいる気がしないのが難点ですね
_________________________以下コメントお返事________________________
>>FUYUさん
ご無沙汰してます、FUFUさんもお元気そうで何よりです。
腰の方はほぼ痛みも無く少々違和感を感じる程度まで回復しました。
なお母は元気すぎて元気を貰いましたよ。
<<お詫び>>
動画何とか完成したのですが
インドの回線の問題で直接アップが出来ない状況です
今現在日本の友人に代理アップを頼んでいるところなので
もう少しだけお待ちください
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/05/14(木) 02:14:35|
- ムンバイの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ムンバイにきて早一週間
病院内以外のムンバイが分かりません
こんばんわ
院内では禁煙なので
部屋の窓から顔だけ出して吸っていたら
ナースの方に『コラッ!』っと怒られた下僕です
さて私下僕のインド滞在のビザなのですが
明日に切れてしまうのですが
未だ腰の痛みが完治しておりません
ので
取りあえずムンバイにある
日本領事館へ相談してみました
以下やり取り
下僕(以降下)『すいません、ムンバイで入院していてビザが切れそうなのですが』
日本領事館(以降日)『あーそれは困りましたね、ここムンバイじゃ延長出来ないんですよ』
日『デリーまでいって、インドの外国人担当役所で申請しないと無理ですね』
下『デリーなら延長できるんですか?』
日『延長と言うか、ビザが切れた状態での出国に許可をもらうって形ですね』
日『ですが、ここはインドなので申請に下手をすると1週間とかかかりますよ』
日『しかも切れる日の前に行かないと、さらに面倒なことになりかねないですね』
下『面倒といいますと?』
日『申請に時間がかかって、下手すると3週間以上デリーから動けなくなる可能性もありますね』
日『あと、ムンバイからデリーまで電車で24時間かかりますし、腰にもよろしくないかと思います』
日『さらにこんな事言うのもなんですが、この国の診断はあんまりあてにならないですし』
日『大使館のスタッフなんか、病気になるとタイとかシンガポールまで飛んで治療受けますし』
日『どうでしょう?どうせ飛行機に乗ってデリーに行く位なら、いっそタイまで飛んでは?』
下『病院から出られないんで、チケットの調達が……』
日『うーん……、分かりましたこちらで何とか調達しますよ』
下『頼んでよろしいんですか?』
日『大丈夫ですよ、今日中に旅行会社の方が病院にチケットを届けに行くと思うので、そこで料金を払ってください』
とまあこんな感じに相成りまして
明日の深夜の便で
タイのバンコクに飛ぶことになってしまいました
いやはや
ここまで来て結構東に逆戻りです
というか経度で考えると
チベットのあたりまで東に戻る事に
まあ実際の所
ビザが切れる前に入ろうと思っていたパキスタン
この国がここ一週間で
異常に物騒になってきており
日本大使館の方も
『今の時期パキスタンに正直お勧めできない、というか何があるか分かりません』
とおっしゃっていたので
この腰痛はもしやしたら
なにか私の身の安全を守ってくれる
ちょっとした何かの仕業なのかもしれないなーと
そんなことを考えてしまっている
下僕でございましたよ
それでは次はタイからお会いしましょう
<<今日の写真>>

病院のナースの皆様
英語力がダメダメな下僕に
丁寧親切に対応してくださってます
感謝でございますよ
_________________________以下コメントお返事________________________
>>ひろし様
歩いたりしてもちょっと痛いくらいで
すでに日常動作に関しては問題ないですね
>>仁様
大使館や領事館の職員の方の大感謝でございますよ
テーマ:ユーラシア横断 - ジャンル:旅行
- 2009/04/10(金) 01:41:37|
- ムンバイの下僕
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4